どんよりとした空 
重たくなった雲が耐えきれずに



雨粒が一つ二つと
落ち始めた



いつもより存在を感じる空気を
背負いながらも



無彩色の空を彩る
傘の花に笑みを貰って



梅雨空の真下を
自分の歩調であゆみ行く













蜜柑
( 2021.6.27 )
( 2024.6.22 改 )