雲間から
太陽が顔を出し


レースのカーテン越しに
窓から朝日が差し込む瞬間


眩くて
目を細めながら


創り出された影が
左から右に


動いてゆくのを
見つめる


心まであたたかくなる
優しい光に包まれた時


一瞬何もかも忘れて
心のまま


何の嘘もない
こどものような


恥ずかしいくらい
素の自分になる








蜜柑
( 2015.11.3 )
( 2023.11.27 改 )