真白き
百合のように


染まりたく 
ないと


頑なに
手も触れず


流れ
流れていった


時という
清流



名前を
言葉にするだけで


早鐘のような
鼓動



心が
揺れて乱れるのは


まだ
性懲りも無く


ただ
純粋に


青空の優しさ溢れた
あの日々に


幻のような
花影を


求めているから
でしょうか










蜜柑
( 2019.8.3 )
( 2022.8.1 改 )