人それぞれ

誰一人として
同じ人生を送る人は
いないけど


風から感じる
季節の進み


暖かい陽射しや


見上げる
広く大きな空は


誰しも平等で


きっと
冬晴れの日には


どこかで誰かが
同じ空を見上げて


陽射しの
ぬくもりを
感じてる





寒い寒い
冬だけど


どこかの誰かと
繋がっているかもしれない…


そう思ったらね

冷たい頬を包む
毛糸のマフラーみたいな

暖かいぬくもりに
包まれたような…

そんな気がしたよ








柴田トヨさんの
詩の一説

陽射しやそよ風は
えこひいきしない

を思い出しながら
書きました













蜜柑
( 2016.1.12 )
(2020.1.9 改 )