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森沢明夫さんの

「きらきら眼鏡」という小説を読みました






読み始める前から

きらきら眼鏡というタイトルに惹かれました

どんな物語なんだろう?って...






あるメーカー営業マンの立花明海は

大切な存在の突然の喪失に打ちひしがれる中

行きつけの古本屋で

ある本が目に留まり購入します





その本には、「大滝あかね」と書かれた名刺が挟まっていて

明海自身も心を打たれたフレーズに傍線が引かれていました





気になった明海は

思い切って あかねにメールをし

二人は会うことになります





愛嬌のある笑顔、物おじしない明るい振る舞い

日常のささやかなことにもきらきらとした魅力を見出そうとする年上のあかねに

次第に惹かれていく明海でしたが

実はあかねは、ある辛い現実を抱えていたのでした





二人が出逢うきっかけになった本の中の一文

『自分の人生を愛せないと嘆くなら、

愛せるように自分が生きるしかない。

他に何ができる?』





沸き起こる様々な感情に葛藤する二人

受け入れ難い現実を

それでもなんとか乗り越えていこうとする姿





せつなさとともに

じんわり伝わる優しさ、温かさ





何気ない日常の中にも

たくさんのきらきらキラキラが存在していることを思い出させてくれる

読み応えがあって

希望の感じられる物語でした虹





また、森沢明夫さんの他の作品に登場する

人物やお店などが所々に盛り込まれていて

あら、あの人が!

あのお店まで!

と嬉しい発見もあり、楽しませてくれましたほっこり





「きらきら眼鏡」は

コミックになったり本

映画化もされてるそうですねカチンコ





わたしも

きらきらキラキラ眼鏡メガネをかけてみようかなニコニコ