あぁ、そっか。
俺が求めてたのは
愛じゃない。
それは俺を守るだけの嘘なんだ。
たった1人の、
誰より大切な人、
じゃなかったんだ。
ただ俺は
俺自身に
これ以上
傷を作りたくなくて。
だけど俺じゃ止められないから
だから手を伸ばしたんだ。
俺じゃ助けられない
だから
俺は手を伸ばしたんだ。
「タスケテ」
ただそれだけのために
自分を拒否したんだ。
結局意味はなかったが。
誰も悪くない。
それはそうだ。
俺はそんな言葉を言ってない。
ただ突き放しただけ。
むしろこっちが悪い。
心配させたかは知らないけど
気を悪くした人はいるはずだから。
ごめんなさい、
俺のせいです、
ごめんなさい。
悪い子だ。
せっかくついた嘘なのに
結局俺は傷ついた。
守ろうとして傷つけ
守られることの前に傷つき
堕ちた俺はごみ以下。
知りたくもなかったこと
感じたくもなかったこと
たくさん吸収してしまった。
けどもういい。
大事なことを学んだから。
それは
俺には俺しかいない
ということ。
守るのも
傷つけるのも
もう俺じゃなきゃいやだ。
楽しいのも嬉しいのも
痛いのも苦しいのも
全部俺が与えなくちゃ。
誰からのも
もうもらっちゃダメ。
全部俺があげるから。
これ以上
何も知らなくていいし、
聞かなくても
話さなくてもいい。
どうせ心は見えないから。
俺は何にも染まらず
ただ普通にいればいいんだ。
傷つかないで、
泣かないで。
辛いなら俺が
忘れるくらい
傷つけてあげる。
だから
誰にも手を伸ばさないで。
俺は誰も求めないままでいて。
信じるなら
誰かじゃなくて
俺自身を。
俺がこうして束縛すれば
きっと誰も傷つけないし
俺だって傷つけられない。
幸せだ。
これで怖くない。
きっと夜も寝れる。
夢で血まみれでも
それは俺がしたことで
束縛という愛だから
当然痛くもないし
それに怖くもない。
人なんて結局孤独。
誰かを求められないなら
そのぽっかり穴には
自分自身を詰め込む他ない。
これが間違っているんだと、
歪んだ形であるんだとしても、
俺を壊したのは
俺じゃない。
それでも俺は言いたい。
誰も、悪くない、って。