ブログに訪問ありがとうございます。
埼玉県鳩ケ谷市にある ベビータッチケア教室「Ohanaオハナ」
です
先日から「保育士・子育て支援者のためのタッチケアセラピスト養成講座」を
開講しようと思った理由について、連載しています。 今回は、3回目になります。
はじめての方は、 <その1> <その2> の記事も ご覧ください。
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前回の記事では、私が 息子や 勤務していた保育所の園児に
「タッチケア」を実践してみたことについて書きました
そこで 私が強く感じたことは、 「タッチケア(ベビーマッサージ)」は、
家庭の中での 絆づくりだけでなく、
保育所や一時保育施設に通う 子どもたち と 保育者 との
信頼関係づくり (アタッチメントの形成)に とても有効だということでした。
□ 遊びの途中でも ママを思い出すと泣いてしまう子・・・
□ 気持ちが安定しなくて、お友達に 手が出てしまう子・・・
□ 午睡の時間になっても なかなか寝付けない子・・・
□ そして、涙は見せないけれど じっと感情を我慢している子・・・
集団生活 の中で、子どもたちは さまざまな感情を抱いていると思います。
家庭の中だけで 生活しているのとは 違った緊張やストレスもあります。
(もちろん、それ以上に 集団生活の中での 楽しさもたくさん経験しますが…)
不安な気持ちに 保育者が そっと 手を添えてあげることで ・・・
子ども達は 安心します。
そして、保育者は 自分の手の感覚を通じて
その子の感情が変化したこと に気づきます。
・・・でも、集団保育の中では 一人の子だけに 長時間 関わって
タッチケア(ベビーマッサージ)をしてあげることは 難しいですよね
「タッチケア」を 保育所や 子育て支援施設などの現場で実践するための
ポイントは 2つあります
1、 短時間でいいので、その子だけに 気持ちを寄せて
背中・あたま・おでこ・耳・あし・腕 ・・・などの身体の一部分を撫でる
2、 摩り方のポイントは、「上から下に(心臓から 遠い方に向かって) ゆっくりと」
これによって、子どもの心拍数が下がっていき、気持ちが落ち着いてきます。
また、脳内からオキシトシンという 別名:愛情ホルモンがたくさん 分泌されて
触ってくれた相手に対しての 愛着が増します。
保育所の場合、家庭でのマッサージと違って、オイルをつけずに、洋服の上からでも充分です。
たった これだけなら、 朝のお預かりの時、おむつ替えの時、午睡の寝かしつけの時・・・など
個別に関われる時間の中で実践できると思います。
皮膚からの刺激は、脳に伝わって 記憶として残っていきます。
(「皮脳同根」という言葉があるように、皮膚と脳は同じ一つの細胞から生まれているのです)
わたし自身も 0歳から保育所に通っていました。
もちろん、0~2・3歳の時のことは ハッキリ覚えてはないのですが、
それでも 忙しい母に代わって 保育所の先生が
たくさん抱っこしてくれたこと、 触れてくれたこと は
記憶の奥の方で わたしの「心の根」になっています。
ぜひ 多くの 保育の現場で子ども達と関わる先生たちに
「タッチケア」を知ってもらたいと思います。
また、近年では 通常の保育所だけでなく 様々な形の 「子育て支援施設」 ができています。
次回は、今 必要とされている 「子育て支援者」 について書きたいと思います。
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