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読了 2018.07.13
ネット上の疑似家族の「お父さん」が刺殺された。
その3日前に絞殺された女性と遺留品が共通している。
合同捜査の過程で、「模倣犯」の武上刑事と「クロスファイア」の石津刑事が再会し、2つの事件の謎に迫る。
家族の絆とは、癒しなのか?
呪縛なのか?
舞台劇のように、時間と空間を限定した長編現代ミステリー。
宮部みゆきが初めて挑んだ文庫書き下ろし。
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図書館で宮部みゆきさんを、もう一冊借りてきてしまってたので!!!
読みました!!!
今回は幾分か物語に入り込みやすく思いました
体調がよかったのかな?(笑)
でも一つ失敗。
「模倣犯」と「クロスファイア」読んだ後だともっと面白かったんだろうな~。
知らずに手に取ってしまって、読み進めるうちに、気付きました
これは、各刑事の裏事情を知ってないと、詳しい心情は読み取れないな~と
なんとなく関係性は分かるから、苦痛ではないんだけど、言葉の裏側が気になってしょうがない!
納得して読み進めたい人には、先に手前の2冊を読むことをオススメします。
(まあ、私みたいに中途半端に読み始める人も少ないか笑)
内容的には、これ犯人はあの子だ~!って察しはついて、見事正解したんだけど・・・・・・。
疑似家族が、ほんとに演技だったなんて~~~!!!
そこまでは、気が回らなかったな~。
ナカさんは全て気付いて仕組んでたわけだ
そっちの方にビックリさせられちゃいました。笑
そして、この物語の本題は、「家族のありかた」について。
ネット上で疑似家族をやってたお父さん・お母さん・カズミ・ミノルは皆、今の家族に不満を持ってたって設定。
自分の理想像を娘に求め続け、現実では思い通りに育たないから純情な少女をネット上で娘にする。
カズミも、現実の両親に話を聞いてもらえない、関心を示してもらえない寂しさから、ネット上でお父さんを作る。
それに心が寂しい独身女が、お母さん役で介入し、からかい半分で弟のミノルが誕生。
チャットとか、掲示板は私も見たことあるし、中学生の頃好きなアーティストのページによく書き込みとかしてたけど・・・・・・。
色んなルールがあるんですよね。
私はそこまでのめり込まなかったんですけど、やり取り見てると「いっしょにいるの?!」って言いたくなるくらい仲良い人たちもいますもんね。
もちろん色んなことが言いあえる仲間って必要だと思うし、リアルタイムで返事が返ってきて盛り上がる気持ちも分かる。
でも超えちゃいけない一線はあると思います
昔なんかはケータイはもちろん、パソコンもなくて、目の前にある現実と対峙するしかなかった。
文句言うのも、泣くのも、笑うのも、面と向かって顔を見て。
だけど、今はネットも普及して、パソコンでもケータイでも自由にやりとりできるようになった。
だから、嫌なことがあっても弱い方に逃げちゃうと思います。
書き込んですっきり。
私も人のこと言えないですが
この疑似家族は、面と向かって自分の家族と対峙することを恐れた。
なにも話さなかった。
顔も見えず、甘やかしてくれる楽な方向に流れてしまった。
それが結局誰かを傷つけた。
便利な世界になってくれて、私も嬉しいし、心配事も減るけど、一歩間違えれば凶器になる。
使い方ひとつで、人さえ殺せちゃう。
だから、自分の中のブレーキをしっかりもって、この世界と付き合わなくちゃね
それと目の前にいる人と関わることを怖がったり、避けたりしないこと。
楽な世界に寄り掛かるのも一つの休憩所で全然OKだと思うけど、それがまた現実に立ち向かえる力になるように
偉そうなこと言うけど、私もそうならないようにしなければ!!!
ってか、家族在り方から話が逸れた
相変わらず文章はド下手ですが、いつも読んでくださってる皆さんありがとうございます
それでは、また!
図書館で借りた本、全部読んじゃったからまた借りてこよ~っと