2016年の終わり頃、旦那の趣味の大会があった
旦那とMは前年には優勝していたけれど、この年は勝てなかった
趣味とは言っても全国大会に出場する競技として真剣に向き合ってきたスポーツ
負け試合での言い合いや微妙な空気になるのを繰り返して2人は上手くいかなくなっていったのだと思う
私は旦那が試合に出るたびに組み合わせや結果をチェックしていた
2017年の2月に出場していた試合、これは大きな試合ではなかったけれど勝っていた
でも、この試合を最後に2人が一緒に出場することはなくなった
旦那の中では幼い頃から始めて青春時代も捧げた趣味のスポーツが1番の優先事項
全く勝てないわけでもない2人がペアを解消した理由は男女の仲が終わったこと以外には考えられなかった
2016年に入ってからの旦那は競技のためにMとの関係を続けるか、関係を終わらせてペアも解消するのか迷っていたのだろう
自分から離れていく家族の姿を横目に、どっちつかずの態度をしていた時期だ
私は離婚話の後からは、好き放題に暮らしながら女とズルズル続けている旦那を責めることは一切しなかった
サレラリが終わってからは嫉妬も辛さも感じなくなったし
子どもたちと私、3人で過ごす生活に慣れると旦那のことはどうでも良くなり
子どもが成人するまでは離婚しないと期限を決めた私たち夫婦には話し合いは不要で話しをするのも嫌だったから
旦那の機嫌を取ろうとすることも咎めることもしなかった
きっと女は自分と過ごす時間が減っている旦那を責めていたのだろう
気が強そうな女だったから
徐々に、そんな女と過ごす時間の方が旦那にとっては居心地悪く感じていったのかもしれない
家族との関わりも女との関係も変わらぬまま答えを出す必要がなければ、そのまま続いていったのだ思う
お金の問題も大きかったのではないだろうか
高給取りでもない旦那が好き放題の生活を続けるのには限界がきていた
旦那に頼らなくても生活できる稼ぎがあって経済観念がしっかりしている私と暮らしていく分には見栄を張った余裕のある暮らしができる
1度は私たちを切ろうとした旦那がシタラリから覚めたころには家族に見放され、自由になるどころか焦りを感じた
長い時間を掛けて冷静になった頭で旦那なりに現実と向き合い答えを出したのだろう
潮時がきた
そういうことだったのかもしれない
Mとのペア解消からは旦那が出掛けるのは元から通っていた週に一回の夜の練習だけになった
女のSNSも更新されなくなった