家族で過ごす時間が増え、子どもたちの手が離れてきたこともあり旦那と2人きりで過ごす時間も増えていった

 

 

1度は冷えきった関係になってしまった夫婦

 

互いに歩み寄り始めてからも2人きりになるのは気まずい時期、私と子どもたちが既に寝室にいる時間に旦那が帰宅する日は寝たふりをした

 

2人にならなくても済むように旦那を避けて暮らしていた

 

 

それが少しずつ距離を縮めたリハビリ期間のようなものを経て何年も前に忘れてしまった触れ合い方を思い出してからは

 

旦那がテレビを見ているときは私も傍で腕を回してくっつきながら見たり
子どもたちが先に寝てしまっても旦那の帰宅を待って夫婦水入らずの時間を持つようになった

 

2人きりになると互いの雰囲気が変わった

 

声のトーンが優しく甘くなる

 

ただ顔を寄せ合う

 

目が合えばキスをする

 

意味もなく互いに触れながら見つめ合う

 

まるで恋人同士の頃のように、その時間を過ごすようになった

 

 

照れくさいなんて余計なことは考えなくなった

 

これが元々の私たちの姿

この時間を大切にするべきだった

 

そう思えるようになって

 

また素直に自分の好きなように旦那に甘えられる私に戻っていった

 

 

長男が旦那と同じ趣味を本格的に始めたことで私もまた練習の手伝いをするようになり次男もついてきたり

 

家族全員でゴルフにも出掛けて

 

何をしていても共通の話題で盛り上がった

 

 

成長した子どもたちと旦那が友達のように関わる姿は本当に楽しそうで

 

女の子も授かりたかった私だけれど、この姿を見て男の子2人で良かったのだと思えた

 

 

夫婦の関係も親子の関係も良好で充実した毎日になった

 

 

だからこそ、ふと頭を過るようになってしまったのが旦那とMが過ごした時間

 

 

家族の幸せな時間が増える毎に

 

本来ならば、こうして家族と過ごすはずだった時間を旦那はこれまで仲間たちやMと過ごすことに費やしていた

 

家族より優先させたかった女と仲間との時間があった

 

その事実を突きつけられるようだった

 

 

幸せを感じると共に

 

モヤモヤとした感情が付きまとうようになっていった