この年の春は次男の小学校入学を控えてバタバタと忙しなく過ぎていった

 

印象に残っている出来事は何もないぐらいに...

 

 

そんな中で、また旦那に変化が表れた

 

夫婦が不仲になっている間も私が毎年旦那抜きで両親に連れて行ってもらっていた旅行

 

この年の5月の終わり頃、行先は4年ぶりの海外に決まり

 

不倫真っ只中には全く興味を示さなかった旦那が一緒に行きたいと言い出した

 

 

結局は仕事の都合で旦那は留守番になったけれど

 

このときには子どもを挟めば当たり障りのない会話ぐらいはするようになっていて

 

俺も行ってみたかったな

楽しんでこいよ

 

機嫌良く送り出してくれた

 

 

これまでは旅行から帰っても知らん顔だったのに

 

帰国すると

 

どうだった?楽しかったか?

 

子どもたちが写真を見せながらするお土産話を笑顔で聞いていた

 

 

興奮気味に話す子どもたちの様子がとても嬉しそうで、これまで寂しい思いをさせてしまっていたことを改めて感じた

 

 

無邪気な笑顔で話をする子どもたちと優しい顔の旦那

 

それは我が家に当たり前にあった家族の姿だった