去られると追いたくなるのが男の心理なのだろうか

 

2016年のGWの始まり、前の年には遊び歩いて外泊もした旦那が出掛けず家にいた

 

次男の保育園の行事には、ずっと参加してこなかったのに

予定ないから俺も行くわと言い出した

 

長男と旦那が並んで立っているのを見たママ友たちに

あれ?今日はパパ来てるの?

 

こう言われてしまい居心地が悪そうに離れた場所へ行ったりと

落ち着かない様子だったけれど

 

帰りには子どもたちに催促されて何年ぶりかに家族揃って外食をした

 

 

その翌日には義実家へ

 

泊まりはしなかったものの久しぶりに旦那も顔を出した

 

 

GW最終日は、また1人でどこかへ出掛けてしまった

 

 

お盆には義実家に帰省した

 

泊まるのは久しぶりだった

義両親は家族が揃っていることを喜んでいたけれど

 

寝る前になって旦那が同じ部屋で寝たくないと言い出し、1人で別の部屋に寝た

 

 

両親に誘われる食事に一緒に来るようになった

 

かと思えば断られることもあった

 

 

歩み寄ろうとしてきたり突き放されたり、こんなことが繰り返されるようになった

 

家族の元に戻りたいのかどうしたいのか

 

旦那の葛藤を感じた

 

でもそれは私も同じだった

 

やり直そうと思う気持ちがない私には、こうして一緒に過ごす意味が分からなかった

 

子どもの行事があるから一緒に出掛けて、親との関わりのために揃って出掛けた

 

そして一緒に過ごしてみて気づくのは変わってしまった自分たちの姿

 

そんな場面が何度もあった

 

以前の私たちとは違っていることを思い知らされるようだった

 

旦那が女と車で出掛けるときは仲良く並んで座っていると思うと

私はどうしても助手席に座るのが嫌で後ろにしか座れなくなってしまった

 

たぶん、それは旦那も同じで

心の距離ができてしまっている私の隣りには座れなくて

 

私が運転すれば旦那も後ろの席へ座った

 

並んで歩くこともなくなった

 

何をするにも体の距離が遠くなった

 

近づくことができなくなってしまった

 

 

ただ気を遣いながら一緒に行動しただけ

 

そこには家族で過ごす温かい雰囲気などなかった

 

 

もう互いのことが何も分からない

 

自分の愛した人ではない知らない誰かと過ごしているような感覚だった

 

 

思い出すのは、この頃の旦那が周りが心配するぐらいに痩せ細っていたこと

 

旦那が子どもの頃に患っていたらしく大人になってからは症状のなかったアトピー性皮膚炎が悪化して肌も荒れてしまっていた

 

 

メンヘラ化した女に振り回されていたに違いない