離婚の話が保留になったからといって関係が変わるはずもなかった

 

 

離婚を言い出し決意させたのに踏み切らなかった私への憎悪なのだろうか

 

あの話し合いから少し経つと旦那がまた別の顔を見せ始めた

 

今まで私に頼んでいた些細なことも何も頼まなくなった

 

私に何かしてもらうのを嫌うようになった

 

 

それなのにサレラリの私は旦那の食事の支度、洗濯だけは続け

 

熱心に家事をした

 

 

旦那は私のそんな様子に怪訝な顔を向けるようになった

 

 

これ以上は嫌われたくない

こう思ってしまった私は極力旦那に関わらない生活を送るようになった

 

家庭内別居のようなものが始まった

 

 

時間をずらして食事をし、顔を合わせないように生活した

 

子どもたちが遊んでいてキャッキャと騒ぎ出すと

 

旦那に大きな溜め息をつかれたり

向こう行けよ、うるせーなと悪態をつかれた

 

家のどこかで鉢合わせてしまうと眉間に皺を寄せられ、あからさまに嫌そうな顔で舌打ちをされた

 

 

ただの自由人だった夫はモラハラ夫に変わってしまった

 

 

家にいるのが苦しくて、自宅から近い実家で過ごすことが増えた

 

休日は朝早くから実家へ逃げた

 

事情を話していた母は一緒に出掛け気を紛らわせてくれた

 

夕飯まで食べさせてもらったり、母の優しさが染みた

 

(私)は無理して笑って1人で抱え込むから心配してるんだよ?

お母さんの前では我慢しなくていい

泣いていい、大丈夫だから

 

気持ちを吐き出させて慰めてくれた

 

気づかれていたのかもしれないけれど父には何も言わずに隠しておいた

 

父と旦那の仲を壊したくなかったから

 

告げることになるのは離婚するときだと決めていた

 

 

子どもたちの行事や私の実家との食事会、親族との予定は旦那にも一応知らせると

 

無理、行けない

行けるか分からない

 

曖昧な返事をされるか断られた

 

 

旦那が子どもの行事に参加することは既になくなっていたけれど、親戚付き合いもなくなった