シャワーを浴びている間に到着したみたい。部屋の外まで、息子のぐざり声が。何かと思えば、もっとパン食べたいと涙を流して泣いていた。そうだろうね。食べたいよね。それが楽しみでここまで来てくれているんだもんね。おばあちゃんがりんごくれるって言っても泣いて首を振って。涙を拭いてあげて、一個もらおうよと話をしたら、小さくうんって頷いた。もう上機嫌。だけど、パンをママにあげるんだ、半分こするんだと、またゴネ始めた。ありがとうね。でもママ食べられないんだ。ごめんね。
朝、窓の外は雪が吹雪いていて、真っ白だった。面会な日だけど、無事来られるか心配だった。