ヨハネスブルグに何だかんだで4日ほど滞在。
街の風景も、連なる山々のどっしりとした姿にも感動の連続で、
そろそろ海が見たいな〜と思ったので、
ダーバンに行ってみることにしました。
本当は、ケープタウンの方が綺麗だと思うし、観光するには絶対訪れるべきなんだけど、
ここはあえて、バス移動でダーバンへ。
とは言っても、ダーバンまでのバスを調べて見ると、ほとんどが早朝に出発してしまっているか、
到着が真夜中・・・
治安が危ぶまれる地域なので、できればもう少し明るい時間帯に到着していたい。
土地勘も全くない状態なので、マップを駆使して調べてみるものの、
完全には把握ができません。
でも、悶々とスマホの前で考えていても仕方がない!
とにかくホテルから出て、人に尋ねてみよう。
ヨハネスブルグの中華街、ブルーマに滞在していたので、そこからUberを使ってO.R.タンボ国際空港へ。
行けば誰か情報をくれるはずだと、とりあえず荷物を背負い、行ってみることにしました。
ダーバンは飛行機でも行くことができるし、むしろそっちの方が最短かつ快適に移動できるので、
「飛行機で行った方がいい」と現地の人には言われました笑笑
私は、飛行機でもよかったんだけど、
せっかくなら、土地を眺めながら、ゆっくり時間をかけて移動したい。
そんな気持ちもあったので、なるべく粘って情報収集を進めます。
もちろん現地では英語でのコミュニケーションなので、親切に教えてもらっても、
何を言っているのか完全に理解することができない
自分の語学力のなさと理解力のなさに一瞬居た堪れない気持ちになりながらも、
武器であるコミュニケーション能力で強行突破。
騙されても気づかない可能性は高いですが、とにかく今はバスで行く方法が知りたい。
空港に着いて、4〜5人ほどに導かれながら、
たどり着いた一人の男性。
「空港からダーバンに行くバスはもう出発している。次出発するのはあと5時間後だ。それまで待つしかない。」
え・・・。やっぱり調べた通りじゃん・・・。
それでは困るんだよ。笑
私は、なるべく早く出発したいんだと意地を張ってみる。
そしたら、離れたところにいる男性を呼び出した。
ズール語かな?男性同士でなんだか私のことを話している様子。多分、状況を説明してくれているのだろう。
「彼についていけ。空港からはバスがないけど、バスターミナルからならまだ早いバスがあるはずだ。」
そうそうそれそれ!!調べても出てこなかったけど、現地の人ならなんでも知っているんだ。
呼び出された男の人は、"私を安全にバスターミナルまで送って、それからダーバン行きのバスを見つけ出す"
というミッションを遂行するべく、私のボディーガード兼運転手に任命されたのだ。
めちゃくちゃ手厚く守ってくれたし、道案内が丁寧ですごく親切な方でした。
「スペシャルなタクシーにスペシャルなチケットを持って、今からバスターミナルまで行くよ。」とのこと。
え?タクシー代は?いくらくらいかかるの?無料なわけないよね?
と言ってはみるものの、タクシー代はついてみないと分からないみたいなことを言われ、
はっきりとした金額を聞けないまま、とりあえず乗車。
現地の音楽を爆音でかけながらなかなかのスピードで道路を突っ走っていく。
運転すると、さっきの紳士的な態度と打って変わって、
何か別の車に文句を言っている笑笑
大丈夫だよね、これ。笑
だんだん不安になってきたけど、音楽が全部洗い流してくれました。
観光バスで通った大きいバスターミナル。まさか自分がここにきてバスに乗ろうとは思ってもみなかったけど、ここにダーバン行きのバスがあるはずだ。
一人ではここまで来れなかったよな〜と、ヨハネスブルグで出会ったたくさんの人に感謝しながら、
デンジャラスドライバー紳士について行く。
バス会社も探してくれて、チケットも一緒に取ってくれました
さあ、無事にここまでこれて、お別れの時。
ん?何か言っている。
「俺は君をここまで安全に送り届けて、無事にバスのチケットも購入できた。だから・・・」
私のバックを見つめている。あ、チップ渡すんだ。
「違う、タクシー代だよ。」
あ、タクシー代ね。やっぱりかかるよねそりゃ。
でもいくら渡せばいいんだろう。
なんとなくR450って言った気がしたけど、それは支払う金額言ってるのかな。
もう、いちいち頭が痛くなる自分が嫌になる。
理解できない。言葉も文化もまるっきり違う世界で、無力にも孤独にもなる。
でも、確かに彼はすごくサポートしてくれたし、R450(日本円で大体4200円くらいかな)は渡してもいいかもな。
しっかり払って、ありがとうを伝えて、私たちの旅は幕を閉じました。
まだ午前中なのに、疲労感が押し寄せてくる。疲れた。てかお腹すいた。
出発時間まで少し時間があったので、ターミナル内を散策してみる。
何か美味しいもの探して、バスで食べよう。
お店の写真撮れなかったけど、ミートパイのようなものを購入しました!
ここから8時間ほどバスに揺られながら、一生草むらを眺めてきました。
時々放牧されている牛や馬を見ることができて、アフリカらしい景色に感動です
次回のブログでは、ダーバンに到着してからのお話を書いていきたいと思います!
まだまだ旅は始まったばかり!ここからどんな物語が生まれるのだろう。
全部吸収して、自分のものにしてやる。
と鼻息を荒くしながらも、明日も生きられますようにと祈る22歳でした・・・。
〜続く〜