息子夫婦に知らせることなく施設に入り、その後身元保証人から電話がかかって来た。

そして何処の施設にいるか大体教えてもらい、現状を報告された。

施設の人や入居者を噛むからボケて来たかもと言うので、それはボケたふりをしていると主人、その後病院で見てもらうと、やはりボケてはなく正常と。


今月の初め頃、固形物を食べれなくなり入院

一昨日、意識がなくそろそろやばいと電話があったので今日の昼過ぎにお見舞いに行ってきた。


ずっと寝たままだとか、右目は半開きであるが、ほぼ見えていない、左目は閉じたまま、酸素マスクをされ口は大きく開いている。

上半身はやや起こされている。

「お義母さん、お義母さん、探して会いに来たよ」

「勝手に1人でどっかに行ったらあかんやん、探し回ったやん」と少し大きめな声で話しかけた。

意識が朦朧してるのに息が上がった。

言葉に対して顔が頷く

声を出そうとしても言葉に成らず「が〜」って


主人が話しかけるとゆっくり右目を閉じて、一瞬ギュッと閉じて目をゆっくり開けた。

主人の声を聞いてるかのように、そしてまた「が〜」「が〜」と懸命に話そうとしている。

口が動いたらしく主人が聞こうとしたが言葉には成らず、こっちからがんがん話しかける。

「1人で全てなんでも出来るようになれば、また一緒に住もうよ、死ぬまで付き合ってあげるから同居しようと」と。

まぁそれは既に無理な話なんだけどね、そう言いたかっただけなんだよ。

本当は意識のあるうちに、そう言ってあげたかった。

けど、それは主人が嫌がったんだよね


どういう経緯で入院したのかを聞くと施設で物を食べなくなり、流動食も食べなくなり入院、入院してから栄養価の高いジュースを飲んでもらっていたらしいけど、それを拒絶、自ら自分の死を招いたようで。

病院に行く前に主人に自分で施設の朝昼晩の食事を抜き、流動食を拒絶して病院行きになったんだと思うと私は話をしてた。

同居時に軽い栄養失調になったことがあり、先ず料理を作っていた私からすると有り得ないことだった。

食事を食べたふりして捨て、病院へ入院するような人だった。

夏場の暑い時期にクーラーもかけずにいたので水分補給をしっかりしてとお願いしてたのに水分を取らず脱水症状で救急車を呼ぶ。

それを半年に4回程度繰り返した。


ミュンヒハウゼン症候群、自分で自分の身体に病気を作り出す病気。


私と同居時にやったことを施設内でやった。

部屋から食堂へ食べに行く、食欲がないと食堂に行かずにいれば顎の筋肉も落ち固形物が食べれなくなる。

そして流動食も喉に力を入れて舌で上顎を抑えれば口に入らない。食べない代わりに最低限の水分だけを飲む。

病院のジュースも飲んだり飲まなかったり、挙句に吐き出す、拒否する。

あと少しあと少しと伸ばした結果、本当に何も食べれなくなり飲まれなくなった。

自分で自分の寿命を縮めた結果、神様に肉体返せと怒られてるようなもの。

病院でジュースをしっかり飲んで寿命を伸ばすことも出来たのに。


ちなみに主人に意識がないって聞いてたけど、目をゆっくり閉じたり話をしようとしたりしてたよね?

あれって意識がないんじゃなくて興味が無い人が来ると意識がないだけなんじゃないかと。帰り道話をしてた。

お姑さんを嫌いじゃないんだよ。

ただ私はお姑さんよりも主人を守りたいだけ。

主人を親の飾り物にしたくないから遠ざかった。


死ぬ前に会うのは、思いを残さないため、これは元気な人間のエゴである。


同居してた頃は楽しいこともあったし笑って過ごした時期もあった。ただ主人を自分の飾り物にしようとする行為が嫌で、死んだ人の悪口を聞くのが嫌だった。

それらが積もり積もって同居出来なくなった。


もしも神様が許しくてくれて現状から元気になれば同居くらいなんぼでもしたるわって主人には話をした。


主人はもう無理やろと・・・


やっぱり無理なんか:( ;´꒳`;)


私と主人の声はちゃんと届いた。

ちゃんと聞いてくれてるのも確認した。

無理を言って主人を病院に売れてきた意味はある。

生きてる間に顔を見れるのは最後だろう。


次に会う時はお葬式。



そして来世。