幼稚園のころの思い出と保育園でのハロウィンイベントの工夫

ハロウィンが近づくと、幼稚園のころに作った動物のちょうちんを思い出します。あのころ、クラスのみんなで色とりどりの紙を使って、うさぎやクマ、猫などの動物のちょうちんを作りました。完成したちょうちんに光を灯して、近所をまわったあの日の楽しさは、今でも鮮明に覚えています。

当時は、ただちょうちんを作るだけでなく、それを持って夜の街を歩くことが一大イベントでした。普段は暗くて少し怖い夜道も、ちょうちんの優しい光で照らされると、まるで別の世界にいるかのようなワクワク感がありました。近所の人たちも笑顔で「かわいいね」と声をかけてくれて、子ども心にとても嬉しかった記憶があります。

この思い出をもとに、今年の保育園でのハロウィンイベントでも、子どもたちに特別な体験をしてもらいたいと思い、ちょうちん作りを取り入れることにしました。テーマは「動物のちょうちん」です。子どもたちと一緒に、さまざまな動物をモチーフにしたちょうちんを作り、園内でライトを灯して歩くというプランを立てました。

準備段階から子どもたちは大はしゃぎ!色紙やシールを使って、自分の好きな動物を自由にデコレーションします。ある子はウサギの耳を大きくしたり、また別の子は猫のヒゲをしっかりと描き込んだりと、みんなそれぞれの個性が光る作品が出来上がりました。

当日、夕方が近づくと、ちょうちんにライトを入れて点灯しました。子どもたちが嬉しそうに光を灯したちょうちんを手に持ち、園内を歩く姿は、とても微笑ましくて、どこか懐かしい気持ちになりました。暗くなると、ちょうちんの柔らかい光が一層映え、まるで幼稚園の頃の私がタイムスリップしたような気分になりました。

このイベントを通じて、幼稚園のころの楽しい思い出を子どもたちにも体験させることができ、私自身も保育士としての役割を再認識しました。これからも、子どもたちにとって忘れられない思い出となるような、心温まるイベントを企画していきたいと思います。