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あらすじ
「生きて、生きて、生きぬくんや!」1995年、神戸市長田区。震災で両親を失った小学一年生の丹華(ニケ)は、兄の逸騎(イッキ)、妹の燦空(サンク)とともに、医師のゼロ先生こと佐元良是朗に助けられた。復興へと歩む町で、少しずつ絆を育んでいく四人を待ち受けていたのは、思いがけない出来事だった。

 

ひと言
阪神・淡路大震災からもうすぐ20年。
あの日は、名古屋でも下からドンと突き上げるような激しい揺れで飛び起きたのを覚えています。
12月4日、今年も阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼し、復興を祈る20回目の「神戸ルミナリエ」が始まりました。今年のテーマは、初回と同じ「神戸 夢と光」。今年は温か味を強調するため、一部のLED電球を白熱灯に戻したということです。
この光が、多くの犠牲者や 心に風邪をひいた人たち、毎日を頑張って生きている人々に暖かく降り注ぎますように!
そして みんなが阪神・淡路大震災、東日本大震災を忘れないよう この追悼のルミナリエがこれからもずっと続きますように!

 

 

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ニケ。お前はな、ほかの子とは違う。お前の足は、もう、もとには戻らへんのや。それでもな。それでも前へ、前へ。歩くんやぞ。進んでいくんやぞ。なんでかわかるか?人言うもんはな、ニケ。前を向いてしか、歩いていけへんのや。後ろ向きに歩いてみ。ひっくり返ってまうやろ。せやからな、ニケ。お前も、前を向いて、歩いていくんや。ゆっくりでええ。ほかの子に、追い抜かれたってええんや。自分の足で、前へ、前へ。歩くんや。進んでいくんや。お前のお父ちゃんも、お母ちゃんも、お前が歩いていくんを、天国からきっと見守ってくれとぉはずや。がんばるんやで、って言ってくれとぉはずや。(2)

 

 

そばめしは、戦後まもなく、長田区のお好み焼き店の店員が始めた。残り物の冷やご飯と、焼きそばを混ぜて作ってみて、と客にリクエストされ、やってみたら意外においしい。試しにお店で出してみると、評判になった。以後、「長田の味」として、すっかり定着した。(5)
『そばめしは神戸市長田区の「青森」さんが発祥です』