イメージ 1 
 
あらすじ
就職活動に出遅れ、将来を思い悩む大学四年生の「僕」は、とあるカフェで奇妙な広告と出会う。その名も『手紙屋』。10通の手紙をやりとりすれば、夢を実現させてくれるというのだが…。主人公といっしょに働くことの意味を見つめ直す本。ロングセラー「賢者の書」「君と会えたから…」で読者を感動の渦に巻き込んだ著者が贈るメッセージ。自分らしく生きたいあなたへ―明日を変える10の教え。

 

ひと言
読み終わった後、人に勧めたい、プレゼントしてあげたい。と思うような本でした。
それぞれの会社が持っているもののうち、あなたが欲しいものをよく考えてみてください。そして、あなたが持っているものの中で、会社や社会の人々が欲しがるものが、”時間 ”や ”お金 ”しかないのかをよく考えてみてください。絶対にそんなことはありません。例えば、笑顔や、あなたが発する言葉だって物々交換の対象になるんですよ。あなたには、もっともっと他の人が欲しがる魅力がたくさんあるのです。それをたくさん見つけて、磨いて、出し惜しみしないでどんどん周囲の人に提供してみてください。きっと思ってもみない、さまざまなものが手に入るはずです。(1通目)周囲の人に対して、今までの経験からではなく将来こうあってほしいという称号を与える人になるだけで、あなたの人生は一転するでしょう。(2通目)入社後、全体のために身を粉にして働く人も、楽をして自分の権利だけを主張する人も、何年間も一律で給与が上がるのは上司としてふさわしい人間を見極める上で、とてもいい試験材料になるのです。(3通目)「物々交換」では手に入れることができないものを手に入れる方法。あなたの頭の中にいつも”天秤 ”を用意することです。天秤の片方の皿の上には、あなたの手に入れたいものを載せます。そして、それと釣り合うものを、釣り合う量だけ、もう片方の皿の上に乗せたときに、あなたの欲しいものが手に入るのです。(4通目)……