家族の話や、ときどき、読んだ本の話。仕事の話を書いていこうと思っています。アメンバーは、交流のある方のみにさせていただきます
文字を読んだり、パソコンで文字をうつときには眼鏡を使用しますが、普段の生活で眼鏡をかけることはありません。さっき。「洗面台が汚れてきたなぁ」と、以前もらったアクリルたわしを使ってゴシゴシ。その後、降る布でふきあげていったのですが……。照明をつける片切スイッチの脇が汚れているようにみえて……。ゴシゴシを続けるものの、とれない。「えー……。なんなの、この汚れ」と顔を近づけると。『入』の文字だった(笑)そりゃ印字されているんだからとれないわ(笑)
数日前、夜に夫とリビングでテレビを観ていた時。私「セスナが低空飛行している?」夫「ドクヘリじゃないか?」そんな低音の音が外から聞こえてきた。同時にワンコの瞳孔が開き、「じゃ、ちょっとボクは安全な所へ」とばかりに雷が鳴った時に隠れる洗面所へ移動。「えー? これ雷?」と、ブルブル震えるワンコにバスタオルをかけてやっていたら。窓から差し込む稲光。夫が「竜巻注意報が発令されたって」と言うやいなや、バチバチバチと屋根が何かをはじく音が。リビングの掃き出し窓から外を見ると。大粒の雹がどんどん降って来る。私「野菜の苗!!!!」(百均で買ったミニトマトの種と大葉の種をまいていて、いまようやく苗っぽくなったところ)夫「車の屋根!!!!」窓ガラスに手をついて「ひー!」と言っていたら、窓ガラスがあっという間に曇る。それぐらい外気温が低い。風はうなり、雷は光り、ワンコはおびえ……。20分ほどでおさまりましたが、次の日、近所の被害もかなり出て……。いやあ、あんなのは初めてでした。
現在、学校までは自転車で通っています。……まあ、車で通勤してもよかったんだけど、通学路なだけあって学生がいっぱい利用するのと、道幅が狭くて対向車が来たらかわす自信がない。だから自転車を選択したんだけど……。夫が「ヘルメットは⁉」と。努力義務だし、とまだ購入してなかったけど「あの通学路めちゃくちゃ車が飛ばすんだから、自転車で行くならヘルメットを買って!」とまじめに訴える。先にも書いたように、道幅が狭いせいで一気に通過しようとする車も多く、その勢いのまま吹き飛ばされたら……まあ。無事ではない。そこで近所のホームセンターで3800円でヘルメット購入。軽いけどしっかり守られている感がある。学生は校則で「ヘルメット着用」が決められている。私もそれにならい、現在ヘルメットをかぶって通っています。
『レモンと殺人鬼』(くわがきあゆ 宝島社文庫)このミス大賞を受賞されてから気にはなっていたものの……。ようやく購入。昨日4時間ぐらいで読破。超面白い!文章とわたしの相性もいいのか、読んでいてストレスがまったくないのもよかった。展開も早く、次々に事件が現れ、新しい事件が現れるとその前の事件が解消されるので、「全部謎が揃ってからの解決」というわけではないのもいまどきかも。途中「……これはイヤミスか?」という予感も過りましたが、違いました。読後感はいいです。ただ……。中盤まで読んだ方はわかるでしょうが……(以下ちょっとだけネタバレ)↓ ↓↓とある一人のキャラをのぞいて、全員クズだ。この前読んだ『やまのめの六人』は全員クズだったので救いようもなにもなかったのですが……。これはまだ未来のある物語だな、と。面白かったです!未読の方はぜひどうぞ。
各種手続きの関係で最近役場に行くことが多い。いままでは「役場に行く」=「行政と交渉」、「意見交換」、「実績報告」だったので。互いの立場から意見の食い違いもあり、「くっそ腹立つ! なんなんその横柄な態度! こっちはお前らの下請けちゃうぞ!」と怒りが爆発したり、「お前みたいなんは仕事辞めたら絶対地域にも家庭にも居場所ないんやからな!」とか腹の中でののしったりしていたのですが……。一般町民として来庁し、各種手続きだったり文書の発行を依頼したりする分には……。めちゃめちゃ対応いいじゃねぇか( ゚Д゚)!!!私も仕事をやっているとき、窓口で「えらそうな対応やなあ!」と怒鳴り散らす町民さんをみかけたことがあり、「わかるわかる」と思っていたけど……。よく怒れるな!!!いや、腰も低いし説明も丁寧だし……。一昔前の「えらそうな公務員」とは全然違う。特に新人っぽい子なんかはよく教育されてるなぁと感心しました。立場が変われば見え方も変わるなぁ。
剣道をしている大人の女性をたくさん集めて質問してみたいことのひとつ。「稽古中、化粧はみんな、どうしてる!?」まだ子どもたちと一緒に剣道をしていたとき、仕事終わりにそのまま稽古に参加し、汗でファンデーションが流れ落ちて面の内側に付着。なかなか汚れが落ちず、難儀したことがあったので……。それ以降、日焼け止めと、ちょっとだけ色のついたリップクリームは塗りますが、基本化粧をしないわたし。他の剣道女子はどうしてんだろうと思っていたんですが、ネットで調べたら最近のウォータープルーフ系メイクは汗で落ちにくいのでそれを使用しているひともいる、とか。面の内側に面タオルを巻いて汚れを防ぐ、とか。なるほど、みんないろいろ工夫してるんだなぁ、と。で。先日、顧問が生徒に「稽古相手の女性を見たらさ、汗でツケマが外れてほっぺたまで落ちてきててさ!」と笑い話にしていて……。なんかちょっとカチンときたので「男性も面を被っていたらカッコいいひといるよねー。外したら……あはははは!」と生徒に言ってやりましたが……。メイク問題は難しい……。
剣道部の見守り員をしているのですが。とにかく見たことがない稽古方法ばかり……(-_-;)顧問が独自の名前をつけているから、号令をかけられてもいまからなんの稽古がはじまるのかわからない。剣道はふたり一組で稽古します。かかり手、元立ちという感じです。なので生徒さんが奇数になったところにわたしが入るのですが……。さっぱりわかんねぇよ( ゚Д゚)!!!なので毎回毎回他の生徒がやっているのを見よう見まねでやり、休憩時間には手帳を持って「●●ってどんな稽古?」と事情聴取。それをその日のうちになんとか覚えて、次の稽古にはできるようになって……。ってことを繰り返し、「あー……。足手まといになっているー……」と落ち込んでいたのですが。新学期になり、副顧問が交代。別の中学校からやってこられた先生(剣道部顧問経験者)が昨日、道場にいらっしゃいました。しばらく稽古を見ておられたのですが……。休憩時間にそっと私のところにいらっしゃるので、挨拶をしたら……。「この稽古方法……さっぱりわからんのですが」ですよね( ゚Д゚)!!!よかったああああああ!!!!ということで。仲間を手に入れました(笑)
まだ去年の話。中学生女子たちと話をしていて、その中のひとりがとってもかわいいペンケースを持っていた。胴の長いうさぎのぬいぐるみみたいになっていて……。ほんと、ふわっふわ。背中にチャックがついて、中のペンや消しゴムを取り出したり出来る。うさぎだけじゃなく、犬や猫バージョンもあるらしい。かわいいねぇ、と言ってひとしきり盛り上がり……。また別の日に、別の中学生女子と話しをしていて「最近は可愛いペンケースがあるんだねぇ」と言うと……。「かわいいし、欲しいけど……。あれは買えない」という。てっきり値段が高いとか、売り切れているとかかと思ったら。「あれはクラスの一軍女子しか使っちゃいけないの」一瞬「一軍って、なんの?」と聞き返しそうになったけど。あれか、いわゆるスクールカーストなるものか、と思って驚いたことがある。いま、中学生の子たちと接するお仕事をしているけど。この時期の女子たちの視線って……。怖いなぁと思うときがある(^^;なんだろうなぁ。あの「排他的」であり「完全に見下した感」のある視線。仲間内だけで、がしっと固まるんですよねぇ。私、こういうときは自分が「おばちゃん」でよかったなぁと思う。ちなみに。わたしが前の職場にいたときの話。娘が生後6か月になって再就職したのだけど。初めての大きな会議に出席。もちろん文房具が必要なのはわかっていたので持参。会議が始まり、「さてペンを……」と、鞄から取り出して驚愕。みんな、鞄からペンケースを取り出し、そこからペンを取り出していて……。ペンケースって、大人になっても使うっていう観念がなくって(笑)ペンを鞄に直入れしていました(^^;ちなみに手帳も当時は持っていなかったので、卓上カレンダーを持ち歩いて予定を書き込んでいました。(これは便利だといまでも思っているけど、みんな不審がるからやめることにしました)そんな話をしていたら、一軍女子を気にする中学生女子も笑っていました。
4月から本職を辞め、地元中学校の部活動支援員(正式名称はなんかしらん……)として剣道部に参加しています。当初から予想はしていましたが……。絶賛筋肉痛です( ゚Д゚)!!!関節と関節をつないでいる筋肉が痛い!!! 二の腕とかふとももとかはわかるけど、ガンプラとか作る時にはめこむ球体みたいなところが痛い!!!今日から三日間は学校行事のため、部活は休み。筋肉が早く再生するように、タンパク質摂取を心がけています。夫が言うには……。仕事を辞める1年前は毎日のように「明日の仕事嫌だ」「もう行きたくない」と言いながらごはんも食べずにずっと酒飲んでいたけど、いまは元気に「部活入って来るー」と言って、しっかりご飯を食べているからほっとする、と。わたしの身体中にシップを貼りながら言ってくれます(笑)
『すみせごの贄』(澤村伊智 角川ホラー文庫)デビュー作『ぼぎわんが、来る』以降の比嘉姉妹シリーズ。その短編作なんですが……。途中で「……あれ? え? 真琴ちゃん……?」となって……。私が知らないうちに何作か出ていたらしく、真琴ちゃんがえらいことになっていました……。それは別として。いろんなテイストのホラーが収録されてあり、飽きがありません。「火曜夕方の客」には、ホラーなのに泣かされましたし、表題作はミステリ色もあり面白かったです。
『やまのめの六人』(原浩 角川ホラー文庫)この方、あれですね。『火喰鳥を、喰う』の方ですね。あらすじを読んだ時、『火喰鳥…』のときとはちょっと違ったテイストかな? と思って購入。……物語を読み始めて少し後悔……。というのも、私。「痛い話」が苦手なんですよ……(-_-;)めちゃくちゃ暴力系(拷問系)が出て来る……。ネットだとこの場合バンできますが……。買ったんだ……。読もう、と「痛い」描写が出ると、飛ばしながら読み進める。ストーリーとしては。嵐の夜に、土砂崩れに巻き込まれて立ち往生した車には、五人組の男たちが乗っていた。彼等はとある目的のために集まった奴等で、たまたま居合わせた、「おんめんさま」という道祖神を信仰する金崎一家に「大変でしょう。どうぞ我が家に」と招かれるのだが……。ふと五人組は気づくんです。「事故で死んだやつも合わせて俺たちは五人組だったはずだ。それなのに……」ひとり、増えているんですよね。いったい誰が、なぜ……。このところの描写が超絶お上手!!!!めっちゃ引き込まれて読みました!この手の話で思い浮かぶのは、萩尾望都先生の名作『11人いる!』ですね。あれは……大好きだ!!!付き合っている時に夫に勧めたら、超絶はまった(笑)こちらの『やまのめの六人』は、民俗系が一部混じるバイオレンスホラーですね。痛い系描写がお嫌いでなければぜひどうぞ。
有休消化中ですが、休みに入りたては家の中の掃除だの片づけだの、ライブだの娘帰省だのいろいろあってゆっくりできませんでしたが……。最近、ようやく生活パターンをつかみつつあります。だいたい午前中に3000字から5000字書いて、家事して。昼からは読書や庭の草引き。夕方からの時間を少し持て余し気味でしたが……。結局4月から部活動に見守り要員として顔を出すことになったので、これは始まってみてから調整しつつ。仕事をしていたときは、例えば娘や息子が帰省し、また戻って行ったときに「シーツ変えなきゃ!」「掃除しなきゃ!」「冷蔵庫の在庫チェック!」とかが一気にできず、もやもやしながら週末を待っていましたが……。いまは、娘が下宿先に戻ると同時にシーツ交換して、部屋の換気して、掃除して……。ストレスフリー( ゚Д゚)!!!!!冷蔵庫の在庫確認もばっちりで、「ああ!あの子たちがそういや牛乳飲んだからもうない!」とか「ストックの食材切らした!」とか、調理中にいらいらしていましたが……。それもない( ゚Д゚)!!夫は「もっとゆっくり過ごしなよ。君、朝から全力で動いているよ」と毎朝言い、帰省した娘も「お母さんにとって休息とは」と疑問を呈していましたが。ストレスフリーな生活を満喫しています(笑)……ま。それも4月までだけどね……。
もう何年ぶりだろう!!!!ライブに行ってきました!!!!コロナ禍中は当然のことでしたが、その後も仕事内容の関係で「外食」や「マスクつけずに外出」も控えていたので、ライブなんてとてもとても……と思っていましたが。仕事辞めたし!!!!!!浦島坂田船のライブ行くし!!!!!……いや、なのでね。あのコロナ禍中の医療職のしんどさよ……。福祉の私でもこうなんだもんなぁ。行動制限でストレスたまれば、そりゃあ離職率も上がるってもんです……。で。数日だけ帰省してきた娘とともに会場へ!開場時間10分前に到着したんですが、ホール周辺にはすでに参加者がたくさん!ハッピ着てたり、推しのカラーでコーディネートした人たちが写真を撮ったり集団でわいわいしていたのですが……。普段、歌い手さんたちがライブするところではないのでね……。近隣の高校に通う高校生たちが「……なんだこれ」と目を真ん丸にして何十人と通り過ぎていた……(-_-;)ライブ自体は、声だしOKだったし、ほぼ制限なしだったので(ただちょっと怖くてマスクはした……)、めっちゃ楽しみました!帰宅時に、暴風と雪で電車がかなり混乱しましたが……。いやあ! 楽しかった!
先週の土曜日が実質最後の出勤日でした。子どもたちには「20年間働いてきましたが、本日で終了です。お母さんにとっては、『子育て=外貨を稼ぐ』だったので、あんまり普通のお母さんではなかったと思います。その点については申し訳なく思っていますが、誰も飢えることなく、文化的な生活をして成人まで育てたので、ここでひと段落したいと思います」とLINEしました。息子からは「確かに普通のお母さんではなかったけど、とても面白い子ども時代を送れたのでよかったです。お疲れさまでした」と。娘からは「小さい時に『どうしてお母さんは参観日に来ないのか』とか、『〇ちゃんみたいな家じゃない』と言ったことを覚えています。お母さんが小説をふたたび書き始めたのは、私たちが中学生になり、少し手が離れてからでした。いまから考えると、お母さんはいろんなことを我慢してたんだなぁと思います。小さなころはいろいろ言ってごめんなさい。そしてお疲れさまでした」。なんだか肩の荷が下りた思いです。……というか、このままホッとして死ぬんじゃないかと(^^;ですが。子どもたち。ありがとう。
『怪談青柳屋敷』(青柳碧人 双葉文庫)さすがプロの方だけあって、めちゃくちゃ巧い。この方、あれですよ。浜村渚の計算ノートの方ですよ。話しの持っていきかたも、見せ方も勉強になりました。あとがき、だったかな。怪談を楽しめるというのは、怪談を「信じる」「信じない」ではなく、「とにかく話を聞いてやろう」という懐の広さがあるからだということを語っておられて。わかるなぁと思う。わたしだって怖い話が好きだけど、そりゃあこれって全部を全部信じていないし、龍を見た、とか鳳凰を見た、とかいうのも「ああ、この人にとってはあの映像がそのように見えたのだなぁ」と思いつつも、「ふんふん」と頷いて聞く。というか、最近「はい、論破」がかっこいいと思うやつが増えてきた気がする。なんでも「白」か「黒」。「いる」か「いない」か。世の中、複雑。ふたつには割り切れない。割り切れると思っているのなら。そんなもん。幻想だ。
先日、息子と娘の母校で剣道部の父母会をしきっておられる方が、仕事場に来所。「セイさん、お仕事辞められるんですか?」と。「そうなんです、お久しぶりですね」と話しをしていたら……。娘の時に顧問をしてくださっていた先生がそろそろ異動になるとか。てっきり「お疲れさん会」とか開くのかな。餞別のことかな、と思っていたのに。外部顧問のひとりとしてわたしに来てくれないか、との内容。まあ、そもそも私に「指導」を期待はしてないだろうな、とは思ったので、「生徒の見守りと、安全確保ぐらいなら協力しますよ」と応えた。父母会としても「指導はそれぞれの出身教室や団体」を考えているようで、単純に「生徒に理解のある方」を探している模様。顧問と父母会所属のその方が、今後のことを話をしている時に、「……そういえばセイさんがいるじゃないか」となったらしく、早速お越しくださったそうな。わたしとしても、息子や娘が世話になった学校ではあるので、御恩は返したい。ただ、くれぐれもお願いしたのは「ちゃんと学校と教育委員会にお話を通してね」ということ。というのも。新聞やニュースでは部活動指導を外部の人間で、と言っているけど……。学校って想像以上に閉鎖的なので……(-_-;)依頼主にははっきり言えなかったけど。無理じゃないかなぁ……。
『死人の口入れ屋』(阿泉来堂 ポプラ文庫)「幽霊、貸し出します』という帯と、表紙に惹かれて購入。買ってから気づく。この作者さん、『ナキメサマ』の人だ!……だけど、ポプラ文庫……。なんか自分的には、ポプラ文庫って『まよパン』のイメージ。なので、そこまで怖く……ないのかな? どちらかというとミステリー要素多めかな?そんな風に思っていましたが……。ぜんっぜん違う(笑)!!!ガチホラー!!!もちろん、ミステリー要素もふんだんに含まれており、そちらも楽しめます。短編連作系ですが、「お。そうきたか」と思うようなオチの連続なので、飽きずにラストまで行けます。(以下、ちょっとネタにふれます)幽霊が付いた忌物を貸し出す古物商の阿弥陀。彼のところに「幽霊、貸してください」とやってくる客。もうね。こいつらが。そろいもそろって、悪人。それが最後はざまぁされるわけですが。読後、スカッと感は……わたしはあまりありませんが、「こういうやつら、いるよね……」と納得感はあります。続刊が出そうな感じですかね、ラスト。楽しみにしています!
『令和怪談集 恐の胎動』(クダマツヒロシ 竹書房怪談文庫)めちゃくちゃ文章が好み!!!掲載されている作品も怖いものが多く、とても楽しめました。次作、また購入したいと思います。
『フシギ』(真梨幸子 KADOKAWA文庫 )とある作家のところに「いわくつきのマンションМについての小説を書いてほしい」と依頼が入ってきます。作家は編集者さんと会い、打ち合わせをしますがその後、くだんの編集者さんは転落死。それなのに、その編集者さんからなぜかメールが届き、次々と怪異が起こりはじめ……。という内容。面白くて一気読みしました。ホラーなのかミステリーなのかという感じで、最後にどんでん返しがあります。ちょっと本筋とはそれますが……。作品の中で、主人公の作家は各出版社の編集者と打ち合わせをしたり、接待のご飯を食べたりします。いままではこんなシーンを読んだら「本当にこんなことあるの?」といぶかしんでいましたが……。現在おつきあいさせてもらっている出版社さんはこんな感じ。もちろんわたしは都内に住んでいるわけでも関東に住んでいるわけでもないので直接は会いませんし、ごはんを一緒にたべたこともないのですが……。いつも気にかけてくださるし、問い合わせに対しての返答も早い。というか、普通に会話ができる。結局、担当編集次第というか……。その出版社の考え方なんだろうなと最近思います。なので、ひとりの編集者さんを見て「出版社のひとってこんな感じなのかぁ」と思わないでほしいな、と。最近おもいました(笑)
昔からやりたかったことのひとつに、「こどもたちの絵を家に飾ること」がありました。幼稚園のころから小学校卒業まで学校や園で描いた作品をとっておき、時間のあるときに額に入れて飾る。これがしたかった。で。この三連休。小説のほうもひと段落していて、あとは編集さんからの連絡待ち。私のほうでやることはない。なので、息子の部屋にしまってある絵を取り出し、リビングに飾ることに。息子は幼稚園から小学校低学年ごろまでわりと頻繁に絵で賞をもらったり、私が見ても面白いなと思うものを描いていた。なので、まずは賞をとった作品の中から一枚を選出。額に入れてリビングに飾って、家族LINEで報告。一斉に通知が入る。夫「……これ、息子が描いたって知っているからあれだけど、友人の子とかが描いてたら心配するな」娘「私は認知行動療法を専攻しているからなにも知識がないですが、とりあえずなんか気になる絵ではあります」息子「俺が言うのもなんだけど、この絵、やばくね? なんでこれ、賞もらったん?」そういえば……。息子が幼稚園の頃、カラーセラピストとかいうやつが園に来て、息子の絵の前で立ち止まって『この子は闇を抱えている』って言って……。担任が慌てて電話してきたことあったな。わたしは「おお。なんんかいい絵だ」と思ったけど……違うのか、これ……?ちなみに「見たものの心をザワザワさせる」息子の絵のタイトルは、『やさしいキリン』。画面右上方から中央にかけて向かい合うキリンが二頭描かれており、中央から下方にかけては草(木?)が斜めに列をなしています。キリンと草(木?)が「く」の字になっているような構図です。背景は一面赤紫。濃淡ある赤紫。この赤紫と、キリンの黄色がいいコントラストになっていて……。まあ、賞もとったんですが(笑)見たものが「なにか言いたくなる」絵でした(;^_^A