新線に切り替わった中央線を走る高速列車!KTXイウム782列車 安東→清凉里 | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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今回は韓国の高速鉄道KTXの乗車の様子をお届けします。

 

  新線への切り替えで運行開始!中央線KTXに安東から乗車!

今回は安東からソウル駅まで乗車した中央線KTXの乗車の様子をお届けします。

KORAIL中央線は以前からソウル市の清凉里駅と原州、堤川、栄州、安東、永川、慶州などを結ぶ路線として運行されてきましたが、山間部を走る路線で線形が悪く、従来運行されていたムグンファ号などでは所要時間が長い路線となっていました。

このため、特に山間部を走る龍門より先の区間を中心にに新たにトンネルを通すなどしてカーブなどを減らした新線を建設し、従来のルートよりも高速で運行できるように工事が進められました。

段階的に新線への切り替えや複線化が完成し、2021年1月5日からは清凉里~安東間にて中央線KTXの運行が始まりました。

中央線KTXの運行開始によって清凉里~安東間は2時間前後の所要時間で移動できるようになりました。

今回はそんな中央線の高速化に大きく貢献した中央線KTXに乗車し、快適に移動した様子をお届けしようと思います。

 

 

今回、中央線KTXの始発終着駅となった安東駅も中央線KTXの運行開始に合わせて駅舎を大きく改装し、ユネスコ世界遺産に登録された河回村の玄関口にふさわしいレトロな佇まいとなっています。

 

 

安東駅でも中央線KTXを始め、KORAIL各線を運行する列車の乗車券を購入することができます。

自動券売機もありますが、こちらは韓国発行のカード専用機となっているため、外国人旅行者などは窓口を利用することになると思います。窓口では現金のほか、日本発行を含む国際カードを使用して支払いをすることも可能です。

 

 

今回は安東駅を17時50分に出発する、KTXイウム782列車 清凉里行きに乗車します。この列車は土休日のみ運行される臨時列車となっています。平日のこの時間は1時間前後にある毎日運転の列車を利用することになりますのでご注意ください。

発車の15分ほど前に乗車の準備が整った旨の案内が入りました。改札口はありませんので、乗車券を持ってそのままホームへと進みます。

 

 

安東駅のKTX専用のホームにはソウル首都圏電鉄などでも見られるスクリーンドアが設けられており、線路への転落などを防いでいます。

ホームの高さもムグンファ号などの低いホームではなく、首都圏電鉄などと同じ高いホームになっていますので、車両のステップを上ることなく列車に乗車することができるようになっています。

 

 

中央線KTXは全ての列車がKTXイウムで運行されています。車内の様子は東海線KTXに乗車した際に紹介していますので、詳しくはそちらをご覧ください。

今回も東海線KTXの乗車時と同じ優等室に乗車しましたが、一般室と少しの差額で少し良い座席や個別モニターなどが提供されていてとても快適に過ごすことができました。

 

車内客室出入口上にあるモニターや車内放送では日本語を含めた4カ国語の案内が行われていますので、韓国語がわからない人も安心して利用することができます。

 

 

列車は定刻の17時50分、安東駅を出発しました。このあたりの区間も複線化や線路の改良が行われたようで、早速速度を上げて走行します。

 

 

最初の停車駅は栄州駅です。安東駅からは約20分ほどの所要時間で到着です。

こちらの駅はまだホームの工事が終わっていないようで、スクリーンドアの設置などは行われていないように見えました。

 

 

栄州の次は10分ほどで豊基に停車します。豊基駅はホーム工事の真っ最中となっていて、ムグンファ号用の低いホームとKTX用の高いホームを同じホーム上の中央付近で分ける形にするようです。

2023年4月現在、KTX用のホームは工事中となっていて列車が発着することができないため、KTXもムグンファ号用の低いホームを使って乗降を行っていました。

 

 

川沿いの長閑な景色を眺めていると、列車は次の駅に滑り込みました。

 

 

次の停車駅は丹陽です。丹陽駅は既にホームの工事が完了していて、スクリーンドアのある高いホームに停車しました。

構造としては豊基駅と同じで、高いホームと低いホームが同じホームの中央付近を境目に分かれているという設計です。

 

 

丹陽を出ると、列車は南漢江の渓谷美が眺められる中央線の絶景スポットを通過します。列車の速度が速いのでこれらの景色を楽しめるのは僅かな時間ですが、先進的なKTXに乗車しながら渓谷美を眺めるというのもまた楽しいものです。

このあたりには韓一セメントの丹陽工場も立地しており、工場へ向かう貨物の引き込み線の様子も車窓から見ることができます。KTXが走る線路にこのような貨物線がつながっているというのも韓国ならではの光景です。

 

 

途中の通過駅には貨物列車が待ち合わせており、貨物列車のすぐそばをこのKTXが通過していきます。

2023年4月現在、丹陽~堤川間には3つの駅がありますが、全て貨物列車用の駅となっていて旅客営業をしていません。

 

 

景色を楽しんでいると、列車はまもなく次の停車駅である堤川駅に到着します。

 

 

堤川駅は広々とした構内を持っていますが、ホームの構造は手前2つの駅と同様に同じホームの中央付近を境目にムグンファ号用の低いホームとKTX用の高いホームが分けられ、KTX用のホームにはスクリーンドアが設置されています。

 

 

堤川から先は線路を付け替え、走る場所が大きく変化した区間となります。かつてはカーブが連続し、ループトンネルなどを通って険しい山越えをする区間だったかと思いますが、今では長いトンネルで山を貫き、地上の区間も高架橋を通って高速で走行します。以前の中央線とのあまりの違いに驚かされる方も少なくないと思います。

 

 

次の停車駅は原州駅です。原州駅は新線への切り替えで駅の場所が大きく変わり、全く新しい場所での営業を始めました。

新しい駅は市の郊外にあり、周辺はまだまだ開発が進んでいない所も多いですが、他の駅のように周辺に高層アパートなどが建ち並ぶ日もそう遠くないと思います。

原州駅の構造もここまでの手前3駅と同様に、同じホームの中央付近でムグンファ号用の低いホームとKTX用の高いホームが分かれ、KTX用のホームにはスクリーンドアが設置されています。

 

 

原州から先もしばらく新しく付け替えられた新線を通り、200km/h程度の高速で走行します。

この列車は原州の次は終点の清凉里駅となり、40分以上ノンストップで運行します。中央線KTXの全ての列車がそういった停車パターンというわけではないのですが、比較的多くの列車が原州の次は清凉里という停車駅で運行しており、速達性が非常に高くなっています。

 

 

西原州駅付近で江陵方面からのKTX江陵線が合流してきて、ここからは江陵や東海からのKTXと同じ区間を走ります。

砥平駅からは首都圏電鉄(中央電鉄線)との共用区間になり、列車の本数が一気に増えますが、うまく普通電車を待避されて交わすなどしており、引き続き200km/h程度の速度まで上げる様子も見られました。

ソウル市内に近づくにつれて沿線も明るくなり、大都市に近づいていることを実感させてくれます。

 

 

そして列車は安東駅から2時間5分、ほぼ定刻に終点の清凉里駅に到着しました。

以前はこれよりも1時間以上かかっていた安東~清凉里間ですが、一連の線形の改良のおかげで本当にあっという間に到着したように感じられました。安東のみならず、堤川や栄州など、KTXの通った沿線各地へのアクセスが格段に向上したと思います。

 

清凉里駅には日本発行のカードを含めた国際カードで決済ができる縦長タイプの自動券売機が設置されており、こちらの自動券売機は日本語表示への切り替えもできます。

窓口では言葉が喋れずに不安…という方もこちらの自動券売機を使って簡単に乗車券の購入もできますので、ぜひ活用してKTXの旅を楽しんでみてください。

 

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