大変好評をいただいております「再び韓国旅行へ」のシリーズを今回もお届けします。
今回も久々の韓国旅行で振り返っていきたいことや便利な情報をおさらいしていきます。
水西駅から出発！江南エリアからも便利に利用できる高速鉄道「SRT」
韓国の高速鉄道にはKTXの他に「SRT」という列車もあります。
SRTは2016年12月9日に開業した比較的新しい高速鉄道です。ソウル側はソウル駅ではなく江南区の水西駅から出発し、天安牙山駅からはKTXの線路と合流し、釜山、光州方面などを目指します。
SRTは水西駅から出発しますので江南エリアから韓国の各都市へ行く際にとても便利で、江南エリアなどへ宿泊された際に地方都市へ旅行する際にも便利に利用できると思います。
今回はこのSRTについて、車両や路線、乗車券の購入方法などについて詳しく紹介したいと思います。改めて確認して、今後の旅行の参考にしてください。
SRTは水西駅から韓国南部の2方面へ運行！
SRTは以下の2つの方面へ運行されています。
SRT京釜線
水西～大田～東大邱～釜山
SRT湖南線
水西～益山～光州松汀～木浦
SRTは浦項、晋州、麗水エキスポ方面への運行はなく、上記2方面のみの運行となっています。
なお、湖南線の列車は一部の列車に光州松汀始発終着の便があります。
先にも説明したように、SRTはソウル市江南区の水西駅発着となっています。
高速ターミナル駅、良才駅などからは3号線で1本、江南駅からは2号線で宣陵駅へ行き、盆唐線へ乗り換えて水西駅へアクセスすることができます。
この他にSRTの独立した駅として、東灘駅、平沢芝制駅の2駅があり、平沢芝制駅は首都圏電鉄1号線(京釜線)の芝制駅に隣接した場所にあるため乗り換えが可能です。水原、烏山、平沢方面から利用する際は平沢芝制駅での乗り換えが便利です。
SRTの車両はKTX-山川と同型で快適！
SRTの車両はKORAILのKTX-山川と同型の車両で、一部の車両はKTX-山川から転用されたものとなっています。
10両編成で、両端の車両は動力車となるため客室は8両分となっています。
一般室7両、特室1両を連結しており、座席もKTX-山川に準じているため、一般室は2列+2列、特室は2列+1列のリクライニングシートとなっています。全席が進行方向に向けて回転できる座席で、快適な移動を楽しむことができます。
座席足元にはコンセントが1口、全車内にはフリーWiFiも完備されています。
SRTの乗車券は停車する各駅で発売！インターネット予約は韓国発行のカードのみ
SRTの乗車券はSRTの列車が停車する各駅で乗車日の1ヵ月前から購入することができます。
なお、SRTの単独区間の駅(水西駅、東灘駅、平沢芝制駅)を出発とする乗車券はこの3駅のみで購入することができます。SRTの停車するKORAILの駅では発売していませんのでご注意ください。
天安牙山駅より南側の駅を出発する乗車券については、KTXと駅を共用している関係でSRTの停車するKORAILの駅でも購入することが可能です。窓口と自動券売機、どちらでも購入することが可能です。
大田～東大邱間といったKTXと完全に並行している区間でもSRTに乗車することが可能です。この場合、KTXよりも少し割安になる場合がありますので、もし直近の時間にSRTが運行されているようでしたら狙ってみるとお得に利用できると思います。
SRTのインターネット予約については韓国発行のクレジットカード等のみにしか対応しておらず、日本発行などの国際カードで購入することができません。また、SRT単独区間の駅の窓口、自動券売機も国際カードに対応していませんので、必ず現金のご準備をお願いします。
SRTは平日は午前中のソウル発が、休日は朝夕の便が早くに満席となる傾向があります。予定が決まっているようでしたら、韓国到着後なるべく早めに乗車券を購入されることをおすすめします。
SRTはインターネット予約や水西駅などでのカード決済が国際カードに対応していないというデメリットがありますが、水西駅発着ということで江南エリアから各地への旅行には非常に便利な存在だと思います。
KTXとあわせて、ソウルから高速鉄道を使った各地への旅に出かけてみませんか？
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