香港エクスプレスUO3523便 高松→香港 | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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今回は先日香港へ行った際の飛行機のお話です。

 

日本の大きな空港のみならず、地方空港へも続々と就航している香港エクスプレス航空。7月には四国の高松空港へも就航しました。

この就航して半年と経たない高松~香港線のチケットを往路半額、復路10円という値段でゲットできましたので、早速利用してきました。

 

私はお隣の岡山県の人間なので、高松空港へは快速マリンライナーと坂出駅からのリムジンバスを利用。高松駅を回って行くよりも多少安くアクセスできました。但し、坂出駅前のバス停はロータリー内ではなく、駅前通りにある路上バス停となりますので注意が必要です。

 

 

今回は余裕を持って3時間前に到着しましたが、搭乗手続きは2時間半前くらいからスタートしました。香港エクスプレスのカウンターには飛行機のモックアップが飾ってあったり、就航の看板も掲げられていて、まだまだ新規就航ムード冷めあらぬ様子です。

香港エクスプレスは事前の座席指定は有料ですが、空港カウンターでは先着順で窓側、通路側の指定を無料で受け付けています。受託手荷物もLCCということで有料で、今回は20kg分を事前に予約しています。

 

高松空港はセキュリティーチェックがスタートするのは約1時間半~1時間前になりますので、昼食などを済ませて時間を潰します。ターミナルビル二階、国際線のセキュリティーチェック近くには讃岐うどんのだしが味わえる蛇口もあります。

 

そして1時間少し前くらいにセキュリティーチェックと出国審査がスタート。待っていた人たちが一斉に押し寄せますが、ここがちゃんと列が作れるほどに広い場所ではなく、狭いファミリーマート前が大変な人混みになりました。国際線の便数が少ないのでやむを得ないのでしょうが、少々改善の余地ありですね。

 

 

セキュリティーチェックと出国審査を済ますと、一定の広さの待合室があります。免税店は一店舗のみが飛行機の時間に合わせて開店するようです。

免税店ですが、飲み物は酒類の販売しかなく、ソフトドリンクなどは近くにひとつだけあるアサヒの自動販売機でしか調達できません。セキュリティーチェック前に液体類は没収されてしまいますので、もう少し飲み物の調達ができる環境が欲しいところですね。

 

 

出発の30分前を過ぎた頃に搭乗がスタート。この日は乗客も多い方でしたが、スムーズに改札が行われていました。

 

香港エクスプレスの高松~香港便はエアバスA320型機で運航されています。就航に合わせ、讃岐うどんの愛称がついた新造機も投入されていましたが、この日は香港航空から移籍した機材が使用されていました。カラーリングは香港航空のままを保っています。

 

機内は3列+3列のA320の標準的な座席配置ですが、赤色の座席と絨毯がとても目立ち、暖かみを感じる機内です。

 

 

元香港航空機材の良い所は何と言っても足元の広さ。香港エクスプレスの新造機はLCC仕様の180席なのですが、元香港航空機材は1列分少ない174席となっており、足元がレガシー並にゆったりとしています。リクライニングもしっかり倒れるゆったりしたシートを装備しています。高松から香港までのフライトは約4時間程になりますので、この仕様は嬉しいですね。

 

高松空港を定刻より早い時間にスタートし、コンパクトな空港とあって10分とかからない時間で離陸。この日は天気がよく、離陸後すぐに瀬戸大橋の姿をしっかり見ることができました。

空からしっかり瀬戸大橋を見たことはなかったので、近くにある橋を違った角度から見る新鮮さを味わうことになりました。

 

今回は事前にオンラインでミネラルウォーターを注文していました。ミネラルウォーターはオンラインで注文しておくと40%OFFになります。なお、香港エクスプレスでは機外から持ち込んだ飲食物の飲食は禁止されているようです(多少は大目に見ているようですが)。

オンラインで注文していた商品は安定飛行に入るとすぐに客室乗務員が座席まで持ってきてくれます。

 

 

機内販売メニューは以前に香港~台中線に乗った際とさほど変わっていないようですが、高松線は飛行時間が長いため、ホットミールも全て注文できます。

ドリンク類は相変わらず25香港ドルと高めの設定なので、ホットミールなどと注文で5ドル引きになるセットメニューを利用するか、私のようにミネラルウォーターを事前注文しておくのがよさそうです。

なお、食事メニュー等をオンラインで事前注文すると、香港エクスプレスのマイレージプログラムであるreward-Uに金額分相当のマイルが加算されます。

 

 

香港エクスプレスでは交通チケットの販売にも力を入れています。関空行きでは空港アクセスに便利な南海電鉄のチケットを販売し、更に訪日外国人向けにJR四国やJR九州の割引フリーきっぷの販売も開始。交通チケットは以前に搭乗した時よりも商品が大幅に増加していました。

 

 

今回は香港行きの機内で販売されているエアポートエクスプレスの割引チケットを購入しました。空港から青衣、九龍、香港の各駅までの片道、往復の各チケットを割引価格で販売しています。今回購入したのは香港駅までの往復チケットで、通常価格180ドルの所を機内割引価格162ドルで購入することができました。

購入後はレシートを持ってエアポートエクスプレスの各窓口に行くと、ICカードタイプのチケットと交換してもらえます。

 

機内販売では100ドル以上の購入でクレジットカードが利用可能となっています。また、香港のICカードであるオクトパスカードでも支払いをすることができます。

 

 

元香港航空機材ですが、安全のしおりはしっかり香港エクスプレスのものを装備。機内免税品の販売はモデルプレーンや毛布などの香港エクスプレスグッズも充実しています。

 

この日は多少の気流の乱れはあったものの、天候がよかったためか比較的安定した飛行でした。揺れもあまり大きくならない状態で香港へ向けて順調に飛行していきます。

 

香港の上空には相当早く到達したものの、着陸する飛行機の順番待ちのために20分ほど上空を旋回し、時間より15分ほど早く香港国際空港に到着しました。大きな空港の敷地内にはPeachなどの日系の航空会社の飛行機もいくらか見られました。

 

 

降機はボーディングブリッジからでしたが、ターミナルへは新交通システムに乗って移動となりました。

 

その後も入国審査は多少列ができていたため時間を要し、荷物などを受け取っていると降機から40分ほどかかっていました。やはり香港空港到着後のスケジュールは余裕を持っておいた方がよさそうですね。

 

香港エクスプレスの新路線である高松線、身近な高松空港から香港へ直行でき、しかも格安価格のLCCであるため、香港への旅をより身近なものにさせてくれることになりました。

一方で、高松空港の国際線設備が貧弱であり、国際線が急激に増えた結果需要に応えきれていないイメージを持ちました。このあたりは今後改善されていくとよいなと思います。

また、高松から香港へは飛行時間が4時間ほどと多少長くなりますので、途中にトイレに立ったりした際は少し体を動かすなどしてエコノミークラス症候群対策をし、機内も乾燥しますので適度な水分補給を心がけるなどした方がよさそうです。