韓国に移住して数年——もともと韓国に興味があった訳ではなく、仕事の関係でこちらに来た。
数年住んでいて困っているのが、韓国語の問題。というのも、ほとんど勉強しなかったせいもあって、未だに話せない…(恥)。もちろん、簡単な会話なら可能だし、読むだけならそれなりに出来る。――しかし、日常生活を普通に送れるような会話力はない。自分でも「こんなに話せないものか…」と呆れている。本当に恥ずかしい事である。
語学堂とか、家庭教師なども考えたが、仕事との両立が難しく、スケジュールが合わぬ。結局、独学でやろうとするが、帰宅すると疲れてしまって続かない。
いったい韓国語習得において、最大の障壁となっているのが発音の問題である。せっかく単語を覚えても、現地の韓国人に全く通じないのである。また、文章にするとすごく簡単な韓国語でも、実際にネイティブが発音すると、全く聞き取れなかったりもする。今迄それで挫折した。
しかし、最近「ポケトーク」なる翻訳機を手に入れた。この機器を使えば発音のチェックする事が出来そうである。今回が最後のチャンスと思って、韓国語の習得に全力を傾けたい。(今回は本気の本気だ!)
では、韓国語を学ぶために、もっとも適した方法とは何か? 答え。「誰かに教えること」。――「韓国語が話せないのに、教師ぶって韓国語教室なるものを開設するのか?」というと、その通りである。誰かに「教える」ということこそ、最良の学習法である。
そこで、読者を完全に「無知な人」と見立てて、今日から韓国語講座を開設したい。韓国の流行や文物なども紹介しながら、出来るだけモチベーションを保ちながら続けていくつもり。