次の列車がホームに着いたら

君はこの街から離れて行く

若すぎたなんて思いたくはない

自信がなかったからなんて

言い訳にもならないね

君を深く傷つけた

そのことに変わりはないから



アナウンスの声が到着を告げる

君は背を向け何も言わない

二人の日々がうれしいばかりで

全てを捧げたつもりでいた

愛していたのは本当だけれど

今頃やっと気づいたよ

甘えていたのは僕だったんだ



ベルが終わって列車は動き出す

君は一瞬振り向いた

怒っているのか泣いてるのか

見たことのない眼差しが

虚ろな心に突き刺さる

君を見送る最後の列車

レールの響きが消えていく