先日亡くなった友人の
「偲ぶ会」をしました。
その人に1番近かった友人が
遺作をもらってあげてと言うので
6点いただきました。
若い頃
テキスタイルデザイナーだった人。
社会情勢でそののち
いろいろな職業を転々と。
亡くなる少し前に描いた絵は
抽象画のようで
布地の
総柄模様のようで
人生の荒波にもまれ
掻い潜ってきた友人は
少し前に認知症と
診断されていたそうです。
でも
頭の芯のしっかりした部分は
若い頃、仕事で育まれた
形や色の楽しい集まり。
現実はどうであっても
紙面に表現されたものは
楽しい心の中。
まるで鼓笛隊が
パレートしてるみたいに
ブンチャカ ブンシャカ♩♩
ラッパや太鼓や
にぎやかな演奏が
聞こえてきそうです。
振り返ってみれば
ユニークなお人好し。
病を知らなかった私には
その早過ぎる人生を勿体無いと
思うけど、友人にとっては
いっぱい いっぱい
だったのかもしれないなー
テーブルの上のお酒やご馳走。
最後に出て来た
手作りおはぎ。
こんなに美味しいもの
もう食べれないんやな〜と
当たり前なことなのに
ふと
思いました。