3回目の妊娠は人工授精だった。


次こそはと夫婦で願って授かることができたが

心拍は最後まで確認できなかった。



神も仏もいないなあーって思った。

私そんなに悪いことした?


本来であればもう2度と経験したくない!

って痛みをもう3度も味わってきたけど

まだ足りないって思われてるんだろうか。



2023年の4月25日に娘を出産して

1年の間にまた稽留流産するとは思いもしなかった。


余裕でいたわけでは決してないし、

これまでの経験上常に心配ではあったけど


3度流産死産する確率って0.9%と言われてるから

まさかその確率に自分が入り込むなんて思いたくなかった。



芸能人の妊娠報告よく聞くけど

ちゃんと数ヶ月後には出産報告してるからすごいと思う。



これまでの間に私もこども3人授かったけど

手術とか前処置とかお見送りの方面を詳しくなって‥🌀


そっちはもう分かったから

今後は育児を経験させて欲しい!って思う。



人それぞれ悩みがあって


自分の課題を難なくクリア出来てる人はいいなあって思ってしまうけど


その裏側をちゃんと目を向けないといけないなと考えることもある。


母から昔


この世に羨ましい人はいない


その人の苦労もこれまで経験してきた痛みを知らずに、ただ表面だけを見て羨ましいと思うのはおこがましいことだよと言われたことがある。



男の子がいいとか女の子がいいとか

早生まれがいいとか遅生まれがいいとか

何歳差で次の子を産みたいだとか


私にとっては

そのレベルで悩めていいですねって思うし


頭の中お花畑な妊婦を見るとイラっとしてしまうのもきっと羨ましいと思うからなんだろうなと

母の言葉を思い出して反省した。



望まない妊娠を繰り返してしまう人にもその人にしか分からない悩みがあるだろうし


不妊に悩む人は妊娠するまでの度重なる努力と終わりが分からない不安があるし


妊娠はするけどその一方で不育に悩む人もいる


出産してもいろんな事情を抱えて育児に悩む人もいる


私は妊娠出産が今、越えられない課題になってるけど仕事に悩む人もいるし病気に悩む人もいる。



仕事や病気で苦労している人にとっては、

妊娠出産で悩めるなんていいねって思われるかもしれないし、贅沢だと思われるかもしれない。



生きていく上で悩みは本当につきないし

辛さも人それぞれ


子供に先立たれる辛さもあれば


子供を残して先立たなければいけない辛さもある


流産も死産もどちらも辛い


流産は抱っこしたくてもできない、何かかたちに残したくてもできない、母親としてその子に何かできたという実感がわかないままお別れする辛さがあって


死産はその週数まで一緒に過ごした思い出があるし、抱っこもできる。生きた証をかたちとして残すことはできる。でも出産と同じ痛みを経験した後に火葬をしなければならない辛さがある。


どっちが辛いって比べられるものではなかった。


普段誰にでもこの経験を話せる訳ではないし

私がこれまで妊娠してたこと自体知らない人もいる。


みんな話さないだけでそれぞれ抱えているものがあるから、自分だけが辛いって思わないようにしようってずーーーっと自分に言い聞かせてる。



明日は2度目の稽留流産の手術


もうこの手術だけは最後にして欲しい。