月曜日入院手続きを済ませ、旦那も早々に帰宅。


手形を残すキットと臍の緒ケース、お洋服、布オムツ、アイスノンも持参した。



午後からラミナリアを入れて子宮口を広げるため処置室へ移動。


第1子の時は確か1本入れていたと思うけど、大きくなった今一体何本入れられるんだろう‥


診察台が傾いていく


あぁ私この処置すごいトラウマ‥‥

怖くて呼吸も浅くなり泣きそうになる


その様子を見てすぐ看護師さんが近くに来て

痛いね、頑張ってといって手を握ってもらえて少し安心した。


痛みを我慢しないといけないんだろうけど

怖さが勝って先生が局所麻酔をしてくれた💦



先生がカーテンの向こう側でぼそっと

「10入れるね」と言ったのが聞こえた。


え、、、10本🥶


小さいと言われてた娘の大きさでさえ10本なのに、もっと大きい子だったらどんだけ入れるんだろうと思ったらゾッとした。


局所麻酔のおかげでぼんやりとした痛みでなんとか10本入れてもらうことができた。


処置室から部屋へ戻る時に看護師さんに

「もうこれ以上ラミナリアを入れることはないですかね?」と聞いたら


「子宮口の開き具合によっては夕方の診察で追加になっちゃうこともあるんですよ。バルーンに入れ替えたりも‥」と言われ撃沈🌀


座る時おしもが痛くて円座を貸してもらった。


数時間後、夕方の診察で

「うん、これだと明日までこのままで大丈夫だよ。」と先生から追加の指示なく終了した。


あああ、よかった😭

その日の処置は終了して翌朝を迎えた。


午前中に点滴の準備がされていたけど、私の血管が細くてなかなか入らない。


入ったとしても漏れてしまい次から次へとスタッフがバトンタッチしてルート確保してもらった。


腕は皮下出血が出来て何度も看護師さんが謝っていた。

本当にこちらこそ、この血管で申し訳ございません🙇‍♀️

私も自分の血管にルート確保するのは嫌だもん


11:30やっと留置し、促進剤投与が始まった。

お昼ご飯の時は痛みもなく完食できた。


しばらくの間は助産師さんと会話している余裕があったけど、容赦なく増量されてく促進剤でどんどん陣痛がはじまった。



陣痛の痛みって人によっては


子宮が上下左右に打ち付けられて雑巾絞りされるような痛みって表現されたり


電動ドリルでガンガンゴンゴンと砕かれる痛みって表現されたりするのは聞いたことがあったけど


私の場合は腰あたりをブルドーザーみたいな重機で轢かれるような感覚だった。


陣痛が来るたびにあぁまた轢かれる‥!!って思いながら耐えて、


途中子宮口の大きさを確認されてグリグリされたときは、はやく出産から解放されたい思いでいっぱいだった。


旦那の立ち会いは分娩室に移動するまではダメで、ベッド柵に必死に捕まりながら呼吸することだけを考えていた。



これ以上続くと本当に心臓がもたないと思った瞬間破水。


破水したら一気にお産が進んで、あれよあれよと娘が生まれた。


生まれる瞬間、旦那の立ち会いはできなかった。

連絡がついて病院に来た頃には胎盤をとり止血していた真っ最中だった。


特例で母も面会が許可されたみたいで

私と旦那、母で娘を迎えた。


バースプランで1番に抱っこしたいと書いたから

抱っこできたときは嬉しくて涙が出た。


週数のわりに成長が遅いと言われてたけど

全然そんなふうには見えなくてちゃんと大きくなっていた。

髪はふわふわとしていて

手も足も指もふんわりとしていて小さいのに赤ちゃんらしく丸っとしていた

さらに小さい爪がちょんちょんと生えてて、キュンとした。


泣きながらみんなで写真を撮って

旦那に手形を残してもらい

用意したお洋服を着せてもらった。


サイズが合うか不安だった手作りの布オムツもお洋服もぴったりのサイズで安心した。


産まれたばかりの赤ちゃんのにおいはすごく優しくて、いいにおいで、お顔もすごく穏やかだった。


皮膚がデリケートだから沐浴はできなかったけど

母乳を絞ってお口にちょんとのせることができた。

もうすぐ母乳を止める薬を飲まなくちゃいけないから

助産師さんがガーゼに母乳を染み込ませてくれて

近くに置いてあげようねと提案してくれたのが嬉しかった。


静かなお産って悲しいイメージだと思われるかもしれないけど、私は娘に会えてすごく愛おしい気持ちになった。


入院中お世話になった先生がすぐに駆けつけてくれて

「よく頑張ったねぇ、思ったより早くお産が進んだみたいでびっくりしちゃった。お母さんもお父さんもこれまでたくさん話し合って命と向き合った。この週数まで成長したのは本当に頑張り屋さんな子だよ。」と娘の頭を撫でてくれた。


入院中、毎日長い時間検査をしていたぶんエコー写真をたくさんもらった。

「この子はお母さんにたくさん生きてきた証を残してくれたからね。エコー写真たくさんあるでしょ。」と先生から優しい言葉をもらった。


世の中にはこんな優しい世界もあるんだなと知った。