病院から帰ってすぐ実母と叔母に状況を報告すると
すぐにアパートへ来てくれた。
母は「この子のこと、みんなでサポートしようよ。みんなでたくさん愛してあげよう。」と泣きながら話してくれた。
話をしている間ポコポコとお腹を蹴る我が子
この子の胎動がいつか消えてしまう日を想像したら耐えられなかった。
「怖いよ、、こんなに動いてるのに。嫌だよ!!」ずっと泣き続けた。
私にとって叔母は第2の母のような存在。
自分にも他人にも厳しくて誰よりも強い。
叔母は「この子がお腹にいてくれる今を大事に生きるんだよ。お母さんが泣いてるとこの子もそれを感じちゃうから。」
そう言われてハッとした。
自分が強くいないとダメだ。辛いけど辛いと思わないように、この子に心配かけさせちゃだめだ。少しでも悲しい顔をしたら、辛いと思ってしまったらこの子が切なくなってしまうだろうから。
2日後、羊水検査の日を迎えた。
できれば羊水検査なんてしたくなかった。
検査をすることで流産のリスクがあると聞いていたし、子宮に針が刺されることで破水してこのままお別れになってしまうんじゃないかとも思って覚悟もした。
入院バッグをこんな気持ちで準備するなんて思いもしなかった。
破水してそのまま分娩になってしまうのだけは避けたい。
病院へ到着してエコー後、羊水検査のため診察ベッドに横になる。
お腹の子はすごい活発に動いてたから心の中で「ごめんね、びっくりすると思うけど今から検査するからちょっとの間動いちゃダメだよ。」と思いながら針に当たらないか心配だった。
お腹にズブッすぐさま子宮にズブッと2回穿刺される感覚で想像より痛い、、、🌀
20ccの羊水が吸われていく
破水しませんように‥破水しませんように‥
検査は無事終了して車椅子に乗って待合室で待つ旦那の元へ
旦那によくがんばったとねぎらってもらい
そのまま病棟へ入院した。
病院の計らいで個室になった。
入院の手続きが終わり旦那は帰宅することに。
ああ、旦那いないと寂しいな
これまで一緒にいてなんとか踏ん張ることができたけどひとりになると今後の怖さが倍増する。
助産師さんが時折部屋に来てくれて不安なこと、今の思いを聞いてくれた。
入院してる人は切迫早産だったり糖尿病や高血圧の管理入院だったりいろんな事情で入院してるんだろうけど、この中に私と同じ状況の人はいるんだろうかと冷静に考えていた。
隣の部屋から新生児の泣き声が聞こえる。
ああ、私は泣き声を聞くことができるんだろうか。そんなことを思いながら病室の外を眺めて遠くを見ながら静かにご飯を食べた。