第1子がお空に帰って数日経ち
子宮の戻りを確認するためクリニックを受診した。
「もう少し経ったら生理がくるかもね。」
小さな出産を終えた子宮では
もう排卵をしようと身体は準備しているみたい
自分のこころだけが取り残された気がして
切なかった
初期の流産は母親が原因ではないと色んな人から何度も聞いたし文献も読んだけど
なんでという疑問はそれでは解決しなくてこの経験をした本当の意味を知りたかった。
目に見えないままお別れしてしまったから
どんな子だったのか実感が湧かない。
手術の時に、組織細胞の検査をすると聞いていたからひょっとしたら染色体を調べたら性別とかも分かるかもしれない
少しでも我が子に関する情報が欲しくて結果を聞くのを励みに仕事を頑張った。
職場の人からはうすうす妊娠してたことがバレていた。
術後の身体を心配して本当に言葉を選んで配慮してくれる人もいれば
勤務中にわざわざ声をかけてきて
心配したふりをして週数は、手術は、と興味本位で根掘り葉掘り聞いてくる人もいた。
今回の経験をしたことで
本当に大事にしなければならない人
この人に今後何かあったとき支えたい、助けたいと思える人
うわべだけの付き合いでやっていこうと思った人
関わりたくないレベルの人
いろんな人間関係を見直すきっかけになった。
仕事を終えてクリニックを受診し結果を聞いた。
胎児が小さすぎて検査はできなかったと伝えられた。
女の子なのかも男の子なのかも分からなかった。
どんな子が来てくれたんだろうと想いを馳せていたぶんショックだった。
本当に小さい状態のまま成長が止まってしまったから、検査できなかったのは仕方ないのは分かってる
丁寧な対応をしてもらっていたらこう言われても受け入れていた部分もあったかもしれない。
でも流産を申告された時15%と紙切れに書いてただの確率を言われたこと。
男性医師からよくあることだと言われても、母親になって自分が同じ経験した時、他人から同じ言い方されたらどんな気分になるか考えてみろと思った。
術前メンタルが落ちてる時に、お腹空いてないかとか見当違いなことを言ってくるスタッフ
最後のエコー確認する時にスタッフと笑って夏休みの予定を話して流れ作業のように確認されたこと
どうしても心にひっかかっていた。
自分の器が小さいだけなのかも知れないけど
これ以上こころを乱されたくなかった。
しんどい思いをしているとき寄り添いってすごく大事だと思ったし、同じ医療職として自分だったらこれから出会う人にはもっと配慮しよう、励ましよりもまずはひたすら聞いて受け止めようと自分の今後の働き方に対していい教訓になった。
忙しいのも分かるし余裕がなくなるのも分かるんだけど、、、🌀
そのクリニックにはもう二度と受診しないと誓い別のクリニックへ転院した。