妄想夢小説。赤めがね

妄想夢小説。赤めがね

赤めがねの妄想夢小説をかいていきます。
ジャンルは主に腐向け(BL)です。
中傷や悪コメなどはやめて下さい。

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「せんぱ…んぁ…」

首筋に小さな刺激が走る。
そこから生温かい血液が流れ、抜けていく。

「ん…いた…っ、ベル先っ…ぱい…!」

すっと首筋から痛みが引く。

「んだよ…、まだ全然飲んでねぇってのに」
「どんだけ飲む気なんですかー、血を飲まれるミーのことも考えてくださーい」
「血がなきゃ生きていけない俺のことも考えろよ」
「嫌でーす」
「ふざけんな」

無理やり首筋に噛みつこうとフランを引き寄せる。

「ちょっと、待ってください…」

ベルの口に手を当て、噛みつくのを制止させる。

「ん、何?」

フランの手を口から離しながら尋ねる。
血が足りていないのか、気だるそうだ。

「その…」

言葉が詰まり、恥ずかしそうに俯く。

「フラン?」

首を傾げてフランの顔を覗き込む。

「血を…飲むの…、やめて…ください」
「…何で?」

それは…と言葉を濁す。

「血…飲み終わったら、ベル先輩いつも部屋に戻っちゃうじゃないですか…」
「そりゃ…、お前が寝ちまうからだろ」

ベルが満腹になるまで血を吸うと、フランは貧血を起こして朝まで寝ていることが多い。

「だから…まだ飲まないでミーの傍にいてください…」

スッと首筋に手を伸ばし、さっき血を吸ったところにキスを落とした。

「仕方ねぇから、我慢してやるよ」

フランの耳元でささやき、優しく抱き寄せた。
フランは何も言わずベルの胸に顔をうずめた。
ベルは意地悪そうな笑みを浮かべ、

「そのかわりに、フランからキスして」

と頬を撫でた。


















「…トキヤ?」

トキヤは何も言わずにオレの手を握った。
そして、

「んっ…!?」

唇に柔らかい感触と…、熱。
いきなりのことで思考が追いつかない。
目の前にいるのは紛れもなくトキヤで、ということは触れているのはトキヤの唇…。

「っ…はっ…ぁ」

やっと理解ができたころに熱が離れた。
オレは力が入らずトキヤに寄りかかる。

「音也…」
「ん…。な、に…?」
「すみません」
「え?」

オレを支えたまま顔を逸らす。

「なんで謝るの…?」
「…気持ち…悪かったですよ…ね…」

トキヤが申し訳なさそうに目を伏せる。

「気持ち悪くなんか…ない…」
「え…、それは…」

どういう…?と不思議そうに首を傾げる。

「好き…だから…」
「友達としてですか?」
「違う」
「じゃあ…男として…?」
「うん…」

トキヤが顔を赤くして俯く。

「夢じゃ…ないですよね…?」
「うん…」

顔から火が出るほど熱い。

「オレ…トキヤが好き…」
「私もです」

トキヤがほほ笑む。

「でも…だったらどうして夜いなかったり、目をそらしたりしてたの…?」
「それは…」

答えにくそうに口を開く。

「あなたに…幻滅されるんじゃないかと…。怖かったんです」
「そんなっ、幻滅なんてっ!!」

ギュッと強く優しく抱きしめられた。

「でも…勘違いさせて、泣きそうな顔させるつもりはなかったんです」

すみませんでした。と震える声でささやかれる。

「大丈夫だよ、トキヤ」

そして強く強く抱きしめあった。




























最近トキヤの様子がおかしい。

「…はぁ」
「トキヤどうしたの?最近ため息ばっかりだよ?」
「いえ、気にしないで下さい」

…気にしないでって無理に決まってんじやん。
夜はいつも部屋にいないし…。
部屋にいてもため息ばっかりで目も合わせてくれないし…。
もしかしてオレといるの嫌なのかな?

「ねぇ、トキヤ」
「なんですか」
「オレのこと、嫌い?」
「はぁ!?」

トキヤがものすごい勢いで振り返った。

「どうしてそんな話が出てくるんですか?」
「えっ!? だって、いつも夜は部屋にいないし…。目も合わせてくれないから…」

嫌いなのかなって…と蚊の鳴くような声で付け足す。
あ一、なんか泣きそうになってきた。
自分で言うと辛いなぁ…。
好きな人から嫌われてるとか。

「はぁ…」

トキヤが呆れたように頭を抱えた。
…何か変なこと言ったかな、オレ。

「アナタは色々勘違いをしています」
「…勘違い…?」
「そうです」

トキヤは立ち上がってオレの隣に座った。