「さて,○○○○について,引き続きもう少し考えてみよう。このキーワードを出題者全員が共有化しているはずだけど,なぜだろう?」

 「その科目の先生方の誰が出題者になっても,一貫して水準以上の生徒を採れるようにするためだと思いますが?」

 「素晴らしい! ところで,出題者が異動したら,どうなるかな?」

 「転出者,転入者,いずれも着任先で出題者として入試問題作成は可能でしょう」

 「そうした観点まで持てるのなら,各付属校の過去問研究,まだまだ続けてみては? 続ければ続ける程,それまでに発見できなかったことが発見できるように思うね」

 「では,次回に!」

 

 筆者からの提案(?)の後,彼がどのような取り組みを見せてくれるのか,楽しみです。

 

 「学校全体の目指す方向を正確に把握することができないのなら,数学に限らず,本校の問題で合格点を取るだけの実力は得られないんじゃないかなあ…。指導者の一貫したスタンスに沿って学習できない生徒は要らないからね…」

 

 出題者の独り言? 当該高校過去問分析中,しょっちゅう聞こえてくるのですが…。