第3話:時を超えた接種

冬の訪れを告げるかのような寒さの中でした。
しかし、その寒さは私の体に起こる変化の前触れに過ぎませんでした。

「2023年5月27日、6回目の接種」 
梅雨の蒸し暑さがただよう中、私は再びワクチン接種のために病院を訪れました。接種後、インフルエンザにかかった時を思い出すような激しい倦怠感に襲われました。立ち上がるとめまいがし、突然の卒倒が私を襲いました。目を閉じると、現実とは異なる世界が広がっているかのような感覚に包まれました。発熱は40.2℃まで上がり、1週間ほどで熱は下がりました。





「2023年11月10日、7回目の接種」 年末にかけて、私の体はさらなる試練に直面しました。胸が締め付けられるような痛み、激しい動悸、息切れが頻発し、日常生活に支障をきたすようになりました。

2024年1月、私はかかりつけの内科医に相談し、心電図の検査を受けました。診断は「不整脈」とのことでした。診察中も触診で先生にもわかるほど頻発し、呼吸も浅く速くなりました。肺のレントゲン検査もしましたが、目に見てわかるような病変は無いようです。

しかし、症状は悪化する一方で、総合病院への紹介状を手にしました。循環器内科の専門医にコロナワクチンの6回目からおかしくなり、7回目の接種をしてから悪化の一方で助けて欲しいと伝えました。私の話を真摯に聞いてくださり、
「あーそれねー、うんうん」と共感を示してくれました。

今、私は専門医とかかりつけ医の双方に通いながら、快方に向かうための治療を続けています。この苦しみを乗り越え、再び普通の生活を取り戻すことができるのか、日々模索しています。

この記事を通じて、もしも同じような症状で苦しんでいる方がいらっしゃったら、一人じゃないと知ってほしい。私たちの経験が、未来の医療に役立つ一歩となることを願っています。