むすこが産まれて、先日100日
を迎えました
毎月のバースデー毎に1ヶ月の変化を記録していますが、
毎日ずっと一緒にいても顕著な成長ぶりには、
パパもママも本当に驚かされ、同時にたまらなく嬉しく思います
でも、あの産まれた直後や新生児期の、
小さく頼りなくて今にも壊れてしまいそうだったむすこには
もう会えないと思うと、少し寂しい気持ちも・・・
むすこが産まれた感動を振り返りながら、
100日の節目を機に、
今更ながらの出産レポを書き留めておきたいと思います
2011年1月29日 40W6D
AM5時頃
ちくちくとした弱い腹痛で目が覚める
念のため間隔を測ると、だいたい10分くらい
とりあえずしゅじんに腹痛がある
とメール
ちょうど海に行こうとしていたところだったそうで、間一髪
病院に電話すると、まだ痛みが弱いなら
外来時間に来院くださいとのこと
朝食を食べ、身支度を整える
痛みはまだ全然余裕あり
AM8:50頃
入院荷物を持ち、母と一緒に産院に到着
NSTを40分ほど行ったところ、
張りが7~8分間隔できているとのこと
内診をすると、子宮口は2~3cmに
そのまま入院
個室が午後まで空かないとのことで、
それまでは陣痛室で過ごすことに
正午頃
昼食をほぼ完食
痛みは若干強くなってきているものの
まだお友達にメールするくらいの余裕あり
朝が早かったので、今のうちにと少し眠る
PM2:30頃
2度目のNSTをするも、大きな変化は見られず
お産まではまだまだかかりそうなので、母一時帰宅
PM3時頃
個室へ移動
しゅじん到着
PM4時頃
助産師さんにすすめられ、アロママッサージを受ける
陣痛は、まだ間隔は縮まらないものの、
波がきたときは体を縮めたくなるくらいに
アロママッサージはなんとか問題なく受けられたものの、
陣痛を促進する効果があると言われ、ドキドキ
PM5時~6時頃
母と、続いて妹も到着
たいぶ痛みが進み、ずっとベッドで過ごす
さすがに食欲もなく、配膳されたおやつと夕食は
一口ずつしか食べられず
PM7時頃~
動くのが苦痛になってきたので、
今のうちにと分娩室と同フロアにある陣痛室へ移動
廊下ですれ違った助産師さんに「まだまだこれからよ~」と言われ、
早くも心が折れそうに
PM9時~12時頃
間隔は5~6分おき
どんどん激しくなる痛みに、早くも悶絶ぎみに
横になると耐えるのが辛かったので、
ベッドに横向きに座った態勢で耐える
しゅじんがテニスボールで腰を押してくれたり、
呼吸を誘導してくれたりして、本当に有り難く心の支えに
でも冷静ではいられなくなってきていて、母にイライラしたり
(「深呼吸ができてない」とか「今こんなんじゃダメよね」などとダメ出しされたり、
逆に痛いからやめてって言うのに、お腹をなでられ続けたりしたので・・・)
また、こんなに痛いのに、2時間おきにしか診に来てくれない
助産師さんにもイライラしたり
(でも2時間に1cmしか開いていかなかったので、妥当といえば妥当)
早くも平常心を保つのが困難な状態に
2011年1月30日 41W0D
AM0時~2時頃
分娩室のお隣の陣痛室に移動
このときには座っている気力もなく、背を少し立てた状態で
ベッドに横になる
(フラットな状態で横になるのは辛かった)
骨盤をぐいぐいと広げられているような、腰が砕けて壊れるような
体験したことのない激しい痛み
もはやテニスボール押しも効かなくなっていた
MINMIさんの『キセキ』を思い出し、
赤ちゃんが産道を通る様子をイメージすると、少し楽な気がした
子宮口は9cmまで開いたものの、最後の1cmがなかなかすすまない
途中で同室のカーテン1枚隔てたベッドに入ってきた妊婦さんが
わたしより先に分娩室へ案内されていて、とても複雑な気持ちに
AM2時頃
やっと分娩室へ
でもまだ全開にはならず、
増し続ける痛みといきみたい感覚にひたすら耐える
手すりを掴むと力んで呼吸が浅くなってしまうので掴まないようにと
お隣の妊婦さんが言われているのが聞こえて、
呼吸に合わせて手をグーパーして力むのを我慢
立ち会ってくれているしゅじんも、引き続き呼吸を誘導してくれていた
そうこうしているうちに、案の定お隣さんが先に出産
自分はまだ先が見えない状況のため、
「わたしのこれは永遠なんじゃないか・・・」という気持ちに
最後の1cmがなかなか開かず、
最初は「初産はこんなもんよ~」と構えていた助産師さんも
あまりに進まないので、だんだんと試行錯誤し始める
座った態勢に変えてみたり、手でグリグリしてみたり、
ためしにイキんでみたり・・・でもあまり成果なし
長丁場にヘトヘトになってしまい、陣痛の波が引いた時は
意識がとんで眠ってしまうように
(そして痛みで目が覚めて・・・の繰り返し)
呼吸が浅くなっていて、羊水が濁って
赤ちゃんが苦しんでいるとのことで、酸素マスクを装着される
もはや体力が落ちて陣痛も弱くなってしまい、
促進剤を打つことを提案される
もっと早く言ってほしかった・・・と、
ここまでの過程で放置されている時間がかなりあっただけに
意識が薄いながらも不信感を感じる
見たことのない女性の先生が同意書を持って現れて、
しゅじんがサインし、点滴で投与開始
意識が朦朧としていたため痛みが増した感覚はなかったが、
NSTによると陣痛は強まっているとのことで、
ほどなくしてやっとお産に
「ともさん、お産で~す」という声が聞こえた時は、
やっと産めるという安堵感と、
早くもちょっとした達成感を感じる
尿導や剃毛などの処置が終わったあとは、
助産師さんの言われるがままに
波がきたときにひたすらいきむ
途中で「髪の毛が見えてきたよ」と言われ触った時の
柔らかい感触が印象的でした
お産が始まってどのくらい時間が経ったか、
何度くらいいきんだかは記憶になく、
会陰切開をしたことも覚えていない
(というか、気づかなかったのかも)
しばらくして「頭が出たよ」という声と同時に
「もういきんじゃだめ」と言われる
「今、頭が半分出ていて一番痛い状態だと思うけど、
ちょっと我慢してね!あとは陣痛で出すから」と言われたけれど
長時間の陣痛で感覚がマヒしていたせいか、
痛みはほぼ感じず
そして・・・
2011年1月30日 6:25
「出るよ~下見て~」という声と同時に
助産師さんに引っ張られてむすこ誕生
お肌は真っ赤で、お鼻から羊水が出ていて、
首にへその緒が絡まっていたむすこっち
”我が子の誕生”という実感も現実味もなく、
そんなむすこを見た第一声は出た!!
でした
そして直後のカンガルーケアで、初めてむすこに掛けた言葉は
ごめんね、苦しかったね
だったと思います
結局、へその緒がお首に絡まっていたせいで
なかなか下がってこれなかったようで、
助産師さんも「正直、こんなにかかるとは思わなかった」そう
その後、まだ完全に綺麗になっていない状態のむすこを
立ち会っていたしゅじんが抱っこしているのがちらりと見えて、
ちゃんと抱かせてあげられてよかった・・・と思いました
綺麗になってからは、ずっと分娩室の外で待ってくれていた
母と妹も抱っこしたそうです
陣痛が始まって、約26時間のお産
最初からずっと付き添ってくれた母
翌日予定があるにも関わらず、産まれるまで待っていてくれた妹
そして、お産に二人三脚で参加してくれたしゅじん
また、
応援や励ましのお言葉・コメントをくださったお友達や
blogを読んでくださっていた皆様
すべての方のお力添えがあったおかげで、
乗り越えられたことです
心から感謝しています
本当にありがとうございました
そしてむすこっち
元気に産まれてきてくれて
すくすくと育ってくれて
かけがえのない100日間を過ごさせてくれて
わたしをママにしてくれて
本当に本当にありがとう