​弾丸・仁川!〜カジノで「足」を見る〜


​1月31日。どうしてもカード(トランプ)が絞りたくなってしもて。


もう、あれや。ガマンできんようになった中学生みたいなもんですよ。


2日前に航空券取ったら5万2千円もしよんねん。高いわ!


でもええねん。勝てば官軍。負ければ……ただの「韓国に高い金払って寝不足で行ったおっさん」やからね。

​目標は15万勝ち。これ、絶対条件。


​パラダイスシティに「タダで泊まらせてーな」って言うたら、直前すぎて「無理ですー」って。


冷たいわ。もうええよ。こっちは最初から「寝る」という選択肢をゴミ箱に捨ててきたんや。


成田から仁川、そしてバス。目指すはパラダイス。






​第1章:バカラという名の戦場

​着いて早々、カジノへ。

挨拶がわりの12万ウォン、バンカーへ。


​プレイヤー:10と7

バンカー:10と10


​さあ、3枚目や。ここが勝負。

気合い入れてめくる。「あ、足ある! 足あるわこれ!」

3サイド(6,7,8のどれか)。魂込めて絞ったら……



「6」



​……負け。幸先悪いわ。出鼻くじかれすぎて鼻血出るかと思ったわ。


でもその後、バンカー2連勝でなんとか蘇生。

黒カードが来たところで、タイで終了。なんやねん、その煮え切らん感じ。


​その後、10万ウォンからバンカー3連。

「これツラ(連続)来るんちゃうん?」って思ってバックベットしたら、怒涛の5連勝。


はい、飛行機代ゲット。この時点でもう、俺の勝ちでええんちゃう? 帰る?




​第2章:クラップスと「お姉さんの手招き」

​バカラのテーブルが混んでて絞れそうにないから、新設されたクラップスへ。


5000ウォンから遊べる。優しい。マザー・テレサみたいな台や。


​そこで僕がシューター(サイコロ投げる人)になったら、これがもう、止まらん。


15連チャンくらいのロングラン。


周りから拍手喝采ですよ。もう、ちょっとした教祖様やね。


​クラップスで30万ウォン浮いて、またバカラへ。

「今日はバンカーの日や!」と決めて20万ウォン上乗せ。

​で、またクラップス覗きに行ったら、ディーラーのお姉さんが手招きしとるわけ。


「こっち来なはれ」言うて(言うてへんけど)。

男として断れるわけないやん?


​やり始めたら、最初はすぐ「7」が出て20万ウォン凹む。


「お姉さん、話が違うやん」と。


でも、また僕が投げたら20連チャン。大復活。


日本の若い兄ちゃんらと「ウェーイ!」言うて盛り上がってもうた。


おっさんが仁川で一番「ウェーイ」言うてたわ。


結局、夜9時の閉店までやって、最後の一投でドカンと張ったら即死。


まあ、バラエティ的には100点のオチやけどね。






​第3章:オッサンの限界とドラゴンの背中

​トータル+130万ウォン。

「カフェ9」で飯食って、後半戦。

​バカラやりたいけどテーブル空いてへん。

後ろから賭ける「バックベット」で3連敗。

夜22時。……眠い。もう、無理。

ソファで仮眠。


やっぱりね、寝床は大事。

オッサンに「オール」は致死量やねん。


​0時にパキッと目が覚めて、10万ウォンバカラ再開。

「今日はバンカー心中や」と決めてたのに、いざ流れが来るとビビって賭けられへん。


何してんねん、俺。トントンや。


​そしたら来た。待望の「バンカーのツラ」。

12連の後に、さらに10連。

いわゆる「ドラゴン」や。

ここでガツン!といけるかどうかが男の分かれ道……。

​……。





結局、ミニマムの10万ウォンしか張れず。


チキン! 俺の心臓、ピヨピヨ言うてるわ!


​最後はスイッチBJでちょっと減らして、バカラで整えて終了。



​結末

​トータル:+310万ウォン。

​終わってみれば大勝利。前回の負けも全部取り戻した。

勝ったからええけど、あのドラゴンの時にビビらんかったら、今頃俺、韓国の永住権買えてたかもしれんわ。