2012年11月19日(月)に放送されたEテレの『ハートネットTV』は、

シリーズ 貧困拡大社会 見過ごされた人たち

でした。生活保護の受給者数が212万人を超え、戦後最多を更新し続ける一方、収入が生活保護の基準額=最低生活費を下回っているにもかかわらず、生活保護を受けていない人も数多くいることはあまり知られていません。厚生労働省の推計によれば、その数は229万世帯にのぼるとされています(平成19年)。こうした “セーフティーネットからこぼれ落ちている人たち”の実態はこれまで明らかにされることはほとんどありませんでしたが、山梨県内で食料の無料配給を行うNPO法人「フードバンク山梨」が、本格的な実態調査に乗り出したという内容でした。

「フードバンク山梨」は、収入が最低生活費未満であるにもかかわらず、生活保護を受給していない世帯を一軒一軒まわり、その経済状況や家族関係そして健康面の問題など詳細な聞き取り調査を行っています。この調査から、貧困状態にある人がなぜ生活保護を受けていないのか、その背景が浮かび上がってきました。理由として最も多かったのが、保有する資産。生活保護法では原則、家や土地、自動車などの「可処分資産」は処分してからでないと生活保護を受給できないことになっています。しかし、地方では自動車が無いと就職活動に支障をきたすなど簡単に資産を処分できないという事情もあります。さらに困窮状態を家族や親戚に知られるのを嫌い、生活保護を申請することをためらう人たちが多いことも分かってきました。

ハートネットTV


番組でも放送していた通り、私の住んでいる地方では自動車が無いと生活ができません。日常の生活用品の買い出し、病院への通院、職場への通勤などは自動車が無いととても不便なんです。地方の中でも市街地に住んでいる人は、バスに乗ったり、JRの駅も近かったりしますが、それはごく一部の人たちなんです。もし、生活保護を受けるために、自動車を処分したら、働ける場所も限定されてしまい、仕事も探しにくくなるわけで、これじゃ本末転倒じゃないかと思います。

家や土地の資産は別として、自動車を所有しているから生活保護が受けられないというのはおかしいと思います。もし、高級車に乗っているなら、ちょっと・・・とも思いますが、軽自動車に乗ることさえもダメなんでしょうか?

私はうつ病が酷くて働けないときに、お金が無くて、もう貯金が底をつくというとき、相談した臨床心理士さんから生活保護を受けることを勧められましたが、私一人ならともかく高齢の母を扶養して、自動車を手放すのはムリだとその時思ったことを記憶しています。

都市と地方では、交通の便利さも違うわけだから、もっと現実的な視点で考えて欲しいです。でも、国は生活保護費を縮小させる方針のようだから、自動車を所有しても生活保護の支給を可能にして受給者が増えたら大変だから、絶対見直しなんてしないんだろうなぁ・・・怒

今夜から5勤です。火~水は23:00出勤で、月・木~金は22:00出勤です。今週も頑張ります頑張る