三洋、下り坂などで自動的に充電する電動ハイブリッド自転車を発表 | H4O水素水のブログ

三洋、下り坂などで自動的に充電する電動ハイブリッド自転車を発表

三洋電機は5日、電動ハイブリッド自転車「エナクル SPA」シリーズの「CY-SPA26D」を発表した。発売は4月上旬で、価格は12万5,790円。


同社では2003年より、電動ハイブリッド自転車に、走行中の充電を可能とした「ノッタ・ママ充電」機能を搭載している。ノッタ・ママ充電とは、ブレーキをかけた際に普段はパワーアシスト用に使用されているモーターが発電機となり、バッテリーへの充電を行ういわゆる回生ブレーキだ。新モデルのCY-SPA26Dでは、このノッタ・ママ充電にプラスして、ブレーキ操作に関係なく走行時の状態に応じてパワーアシストと充電を制御する「ノッタ・ママオートモード」が搭載されている。この機能を利用すると、ブレーキ操作時だけでなく、下りの時など走行負荷の少ない状態で充電が行われるようになる。従来は捨てていたエネルギーが、電気として使えるようになることで、走行距離を大幅に伸ばすことが可能だ。


同モデルでは、走行中に充電しない場合で約38kmの連続走行が可能だが、ノッタ・ママ充電を使用した場合に約50km、ノッタ・ママオートモード使用時には約67kmの走行が可能だ。充電池は、従来のニッケル水素電池からリチウムイオン電池へと変更。26型のリアキャリア搭載モデルとしてはトップレベルとなる22.5kgという軽量化を実現した。


ランプ周りも走行時の負担が少ないバッテリー駆動のLEDランプに変更されている。前照灯には、高輝度LEDを4本組み込んだリフレクター内蔵ランプが使用されている。また、テールライトにも赤色LEDライトを搭載。ブレーキ操作に応じて点滅することで、ブレーキランプとしての役割も備えるようになった。前照灯は、手元の操作でオン/オフ可能だが、ブレーキランプは前照灯のオン/オフにかかわらず動作するので、昼間も後方のドライバーに注意を促すことができる。


同社の電動ハイブリッド自転車は、他社のモデルとは異なりペダルで駆動するのが後輪で、モーターで駆動するのが前輪という、2輪駆動を採用しているという。これにより、不整地や荷物積載時の走行性能が高いのも特徴となっているとのことだ。


出典:マイコミジャーナル