首里城  Shuri Castle Park | 山と花と旅 Japan Alpine Flowersのブログ

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2月 那覇市 与儀公園 沖縄県立図書館 首里城
February Naha City  Okinawa  Japan
首里城  Shuri Castle Park

               


                                                                                                                                                                              ハイビスカス リュウキュウコスミレViola pseudo japonica 
イッペイ
Tabebuia impetiginosa Okinawa Prefectural Library
The prefecture capital in Okinawa Prefecture is Naha City.
There is The Shuri Castle in Naha City.
Flowers are in blossom at the midwinter.
那覇市 与儀公園 2月2日の朝は、のんびりして過ごした。ホテルのレストランでバイキングの朝食をとった。500円だった。お土産や帰途に不用なものをダンボール箱に詰めた。フロントで宅急便の手続きをした。与儀公園はホテルから遠くないところにあった。一角は与儀十字路である。那覇市民会館、沖縄県立図書館に隣接していた。観光名所というよりは、市街地にある市民のための憩いの公園という感じだった。県立図書館の入口に、桃紫色の花を咲かせた木があった。守衛らしい方に尋ねると「イッペイの木です。」とのことだった。ブラジルの国花らしい。近くに琉球寒緋桜の花も咲いていた。沖縄県立図書館に入ってみた。一階では、図書を閲覧したり、パソコンで検索したりしている人たちがいた。2階は郷土資料館になっていた。貴重な書物が展示されていた。与儀公園には、琉球寒緋桜が咲いていた。ガジュマルの巨樹もあった。ブーゲンビリアもあった。幼稚園児や市民が花見をしていた。
首里城(消失前) 首里城公園は、与儀公園からそれほど遠くないところにあった。11時40分、係員から駐車場に誘導され、見学を始めた。首里城公園レストセンターを出て、守礼門に向かった。曲線の石垣が続いている。石垣のわずかな隙間にリュウキュウコスミレが咲いていた。歓会門、龍樋、瑞泉門、漏刻門、広福門、奉神門と経て、御庭に至る。壮麗な正殿があった。石畳の道も、石垣も、正殿も、南殿も、北殿も、規模雄大である。さすがは世界遺産。海洋国家、琉球王国の栄華が偲ばれる。石垣で囲まれた展望台、「西のアザナ」からは、那覇港、那覇市街地、慶良間諸島が眺望できた。北殿の西側、石畳の道を通って戻った。ハイビスカスが、散策路に突き出て咲いていた。真っ赤な花だった。石垣を背景にして撮影することができた。ツワブキの黄色い花も咲いていた。王朝時代の武官の衣装なのだろうか、「黒麻衣(くろちょーじん)」という黒っぽい衣装を着た係員の方たちが、琉球王朝の雰囲気を醸し出していた。お土産品ショップなどには、「わかしゅー」とか「どぅじん」とかの色彩豊かな衣装をつけた若い「いなぐ(女)」の方もいた。沖縄の女性がいっそう美人に感じられた。2時、那覇空港近くのレンタカー会社に無事故で返還することができた。2時30分、那覇空港に着いた。離陸まで四時間余ある。那覇空港・旅行会社・航空会社等の案内窓口、貴金属店、衣料品店、レストラン、蕎麦処、土産物店、亜熱帯の魚を鑑賞できる大きな水槽など、1階から3階まで、那覇空港ターミナルを歩きまわった。大小の航空機で遠来の人々が飛来し、海を越えて人々が旅立つ空港。心浮き立ち旅心が深まる。総合案内カウンターで、那覇市の人口などを聞いた。平成18年1月1日現在で、那覇市312,830人、沖縄県1,363,541人と、メモ書きして手渡してくれた。 沖縄の「ちむじゅらさん(優しい)皆さん、「ぐぶりーさびら(さようなら)、にふぇーでーびる(ありがとう)」ございました。覇空港発18時55分。2時間近く暗闇を飛び続けたジェット機から、かすかに地上の明かりが見えた。かすかな明かりが広がりを持ち、やがて大東京のネオンの海となって眼下に広がった。羽田空港着9時10分。「東京国際空港 TOKYO INTERNATIONAL AIRPORT」真っ赤なネオンが迎えてくれた。日付が変わろうとする深夜、茨城県常総市の我が家に戻った。翌2月3日は節分。寒い日だった。4日は立春。東京の最高気温は5度。5日には太平洋岸にも雪が積もった。温暖だった沖縄本島。寒緋桜と優しく心豊かな人々。まだ数日しかたっていないのに、沖縄本島の4日間が、夢幻だったようにも感じられる。寒さに心も体も萎縮する私にとって、沖縄本島は、まさしく蓬莱の島だったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

四季山の奥花の細道

 

 

廣瀬征夫