10年に一度の川崎大師 赤札授与に行ってきました(`・ω・´)



>この赤札は、貫首の感得によってご参詣のご信徒に授けられるため、 授与時間は定められておりません。


とのことなので、何時に行けば良いというものではない模様。



ネットで事前に情報を収集したところ

「護摩祈祷の時間に授与される」

ということがわかったので



時間を調べたら

06:00
09:30
11:00
13:00
14:30
16:00
の6回あり、この中で貫主猊下の感得により授与される模様。
※感得=ざっくりいえば「今だっ!」と感じたとき。広い意味では『お告げ』の一種。


ネットでみた限りだと
・『雨天の翌日』は授与回数が多い傾向がある
・06:00と16:00は授与がある(らしい)
・11:00と13:00はたまに授与がある
・09:30と14:30に授与されることはあまりない
という傾向なのかな…?と。


曇天で屋外待機が辛くなさそうな日を選んで行ってきました(`・ω・´)



朝7時28分
待機列へ到着。

朝イチでない理由は
・仲見世で職場へのお土産を買いたい
・赤札用のケースは境内の屋台より、仲見世の方が選択肢が多いらしい(ネット情報)
という事で『授与の後に店が開いている時間』という感じ。

流石に朝6時では仲見世店舗もあまり空いてませんからねぇ…

※一部店舗は7時でも開いていました。




待機場所は日除けの屋根もあって良い感じ(っ ॑꒳ ॑c)

工事用の足場の支柱&農業用の日除けネットかな…?
臨時で設営してありますよ〜感はありますが、工事用の足場だけあってかなりどっしりしてます。


屋外で待機するには、天候も気候もベスト!って感じです(^○^)
※天候は曇天で、気温20.0度


警備員さんは[熱中症に注意]みたいなプレートを持って、水分補給の呼びかけを定期的にされていて。

移動時には
「小さなお子さんもおられます、ゆっくりと〜」
といった丁寧な声掛けをされていました。


ちなみに待機列で感じた事は

[履き物]
本堂に入る際に脱ぎ、ご本尊様に参拝後にすぐ履くため、脱ぎ履きし易い物が便利。
靴紐を解かないと脱ぎ履き出来ないものだと手間取る。
※靴を入れるビニール袋は待機列で配布される。

[椅子]
地面は砂利なので、ブルーシートなどでは痛い。
アウトドア用の座布団では、急な降雨があるとドロドロになり、座れない。

[飲み物]
スポーツ飲料,お茶,水など。

[大きなタオル]
汗拭き&日焼け対策で頭から被れる大きなもの。
日焼けをすると、体力が削られるので『美容』ではなく『健康と安全』のために。
日焼け止めスプレーなどではなく『直射日光を遮る』というのがポイント。
日傘などは待機列の人口密度的に危ないと感じた。
※禁止はされていないので、使用自体は可能。

[雨対策]
屋外なので、突然の降雨の可能性が…。
というわけで、最低でも折り畳み傘は持ちたい。
待機列ではレインポンチョの方が良いんじゃないかなぁ…と思ったりも。
ポンチョとかレインウェアだと本堂に入る際の脱着や、本堂に入る際に濡れた雨具をどうするかは事前準備と経験値の差が出るなぁ。

[冷却グッズ]
うちわ,センス,携帯用扇風機,空調服,保冷剤など。
身体を冷やすための熱中症対策用品。
近年は空調服が普及したなぁ…

みたいな( ˙꒳˙ )

持ち込み制限(椅子や傘など)がないし、トイレも近くにあるし、屋台で飲食物を購入も出来るから、イベントなどで列ぶのに慣れてる方なら結構楽な部類かも?
地面が土なので、雨天になるとドロドロになりそうですが、アスファルトみたいに青天時の照り返しや高温化って心配もありませんし。


地域性(首都圏)なのか、輪袈裟着用の参拝者は見掛けませんでした。
数珠を持っている方も見かけませんでしたね…。
やはり関西や四国とは文化圏が違うのかな…


9時15分頃
警備員さんから
「最低でも10時20分くらいまでは列が動きません」
と声掛けがあり
・ご飯を食べに行く方
・トイレに行く方
・近所の100円ショップへ椅子を買いに走る方
など様々で、一斉に動き出しました( ˙꒳˙ )

あと「いつ動くかはわかりません。16時まで待つこともあり得ます」的な声掛けも…(´゚д゚`)
システム的には6時の授与の次が16時もあり得るので、理論値で言えば最長10時間待ちがあり得ますけれども。



10時20分頃
みんなが列に戻って来る

ちなみにイベントなどで時々見かける「友達が列んでくれているので」みたいな感じで割って入る事はできません。
「戻るところわからなくなったから」で、テキトーなところに入ろうとするの不可能。
4列横隊で整列して待機しているので、人の増減はわかりますし、割り込むと周囲から非難の嵐です。
※実際、割り込もうとした方も居られましたが「あなたは何時から列んでたの?」みたいな質問から、理詰めで行って、それでも認めなければ最後には警備員さんに摘み出してもらう感じ。
一般的に考えれば、自分が何時頃からそこに列び始めたか、というのは15分とか30分単位くらいでなら把握してるでしょう?という事ですね。


10時30分頃
ハッピ姿の方々が本堂から出てこられたので、みんな椅子を畳んで、移動準備。
列が動くという宣言はありませんが、周囲が椅子を畳んで移動準備を始めたため、なんとなく…。


10時40分頃
熱中症の注意喚起の放送あり。
放送が流れた瞬間、周囲が「おっ?列が動くのかな?」みたいな感じで、ピタっ!と会話を止めて放送に集中してました。


10時53分
先頭列だけが本堂の近くへ移動。
先頭列が移動した後に、別の待機列が入る形に。
列が長くなり過ぎたため、詰めたのかも?


11時32分
本堂へ移動開始。
本堂に入る前に靴を脱ぐため、ここでモタつくとかなり焦る。
※靴を脱ぐところからは列がグチャっとなり、以降は列が形成されず、流されていく感じ。

一旦移動を始めると、本堂内をワイワイガヤガヤと進んでいく。
ご本尊様の前も含め、立ち止まるのは禁止なため、歩きながら合掌禮拝(-人-)

本堂から出る際に靴を履く。
ここでもモタつくと、とんでもなく焦る。
靴を履く場所は階段の側で『履いた人から階段を降りて〜』というルートなので「靴をトントンと履きながら階段を降りる」みたいなことをすると大変危険なので、きちんと履いてから移動(>_<)
※高齢者で『靴をトントンと履きながら階段を降りる』みたいな方がおられて、階段の途中で突然止まってしゃがみ込んだ方がおられました(踵が靴に入らなかったから手を使おうとした、っぽい?)
周囲は階段の途中で立ち止まってしゃがむと思ってなかったため、転げ落ちそうになるという事態になっていました。


11時48分
赤札をいただいて退堂

赤札授与の列は4列あって、好きなところに列べるのですが…
貫主猊下から頂戴する列だけ他の倍近くに伸びてました(˙꒳˙;)

入堂待ちの方々後ろに大勢おられる中で、猊下のところに列んで渋滞を作るのもなぁ…
と思ったので、私は一番短いところに列んで頂戴してきました(^_^;)

4列あるのだから
「貫主猊下から受け取っても、係の僧侶から受け取っても、ご利益は同じ」
という事だと思いますし。


そんなわけで、約4時間ほど列んでいただいた赤札がこちら(っ ॑꒳ ॑c)



仲見世のお店に御守り袋タイプがあったので、コレにしました!


境内で販売されているものだと

・赤札が見えるような飾るようなタイプ

・香典とか入れる帛紗みたいな構造のもの

などがありましたが、なんかこう…求めてるのと違うなぁと。


境内や仲見世を一通り観てまわって「コレだ!」と思ったのがこの袋。


ちなみに非常に読み辛いのですが、袋には

『川崎大師 赤札守』

と入っています。




赤札のパンフレットを読むと
『この赤札をいただけば、ご利益がある』(※ご利益をいただく条件は受領)
となっていて
『この赤札を持っていれば、ご利益がある』(※この表記であれば条件は所有,携帯)
とは書いてないので
赤札=『ご利益』という無形のモノの入れ物 兼 納品書
なのでは…?


※阿弥陀如来は日本では『全身金色』で表現されますが、チベットなどでは『全身赤色』です。