インスタと共通の記事です。
「巨大ロボットに会うバーティカル・ツアー」
前回から一月半も間が空いてしまいましたが😅やっと再開します!
ついにマンション2階に登ったツアー客の皆様が、最初に対面するロボットは…🥁
1988年からアニメ・漫画・実写…と展開されたメディアミックス作品「機動警察パトレイバー」に登場する「AV-98イングラム」です。
汎用人型作業機械「レイバー」の普及に伴い激増した「レイバー犯罪」に対処するため、警察が組織した特殊車輌二課=パトロール・レイバー中隊。
その第二小隊に2機配備された新鋭(当時)レイバーが、このAV-98イングラム。
第一小隊の旧型「アスカ96」を大幅に上回る機動性と、犯罪者への心理的影響をも考慮したスマートなスタイリングが特長。
なお「AV」は「Audio Visual」ではなく「Advanced Vehicle」の略。
1号機パイロットは泉野明(いずみ のあ)巡査。
というところで、写真↓をご覧下さい。
実写版「The Next Generation」上映に伴い各地で開催された、実物大のイングラムが運搬車から起き上がる「デッキアップイベント」の模様(写真は大阪南港)。
この実写版に登場するのは、創隊後十数年を経た特車二課第二小隊。
よって隊員たちも代替わりし、左手前で傘をさしているのが三代目1号機パイロット・泉野明(いずみの あきら)を演じた真野恵里菜さん。
1号機も老朽化と度重なる改修を経て、配備当初からはかなり姿が変わっています。
マンションの「物差し」を当ててみた結果「実物大=全高約8m」は正確なようです。
機体の真横に人がいないのが残念だけど、遠近法的には自然に見えます…よね?
「高さ10m」と書いている媒体もありましたが、それは運搬車(2m弱)を足した数字。
…デッキアップイベント、行きたかったなぁ
下の2枚は、アニメに登場した1号機、若き日の姿(劇場版1バージョン)。
全高8.02m(ウサギの耳のようなアンテナは含まず)。
なお3階の床から頭が出るのに2階で観覧するのは、コクピットが胸部だから。
動力源は超電導モーター。
装甲材質は繊維強化金属と、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)。
「栄光の特車隊」という歌で「鋼の腕吼えて♪」と歌われてはいるものの…
初陣で対峙した犯罪レイバーに片腕をへし折られ、やけっぱちの野明が「ロケットパ~ン○!」と投げつけたらグシャグシャに潰れてしまった、という程度の強度😅
あくまでも「お巡りさんのレイバー」であり「戦う機械」ではないのです。
しかし結局「グリフォン」等の強力なレイバーと戦う羽目にも陥っていくのですが。
コクピットのハッチを開いた状態。
パイロットシートは上下にスライドし、襟元から顔を出した状態でも、胸の中に潜った状態でも操縦できます。
ただオープンタイプなので気密性など無いし、雨だって吹き込んじゃうよなぁ
乗降はコクピット下側からですが、襟元から這い出ることも。
よってマンションの2階に飛び降りることも、3階によじ登ることも可能。
身が軽く勇敢な野明は「方舟」頂上という超高所で、強敵「零式」の首筋に乗り移るという離れ技を演じています。常人には、とても無理
武器は電磁警棒とリボルバーカノン(口径は20mmとも37mmとも、実は75mm程度とも)を標準装備。
ふくらはぎの収納部からリボルバーカノンを抜く。
リボルバーカノンを構える。
あくまで「犯罪レイバー鎮圧用」との事ですが…
戦車砲並みの弾丸を喰らって「痛てっ」で済むはずもなく😅
以下、泉野明巡査。
レイバーに乗りたくて警察に入った元気者の女性警官。
レイバーの操縦に天性の勘をもち、2号機の太田功巡査の「力と射撃」とは対照的に「器用さと素早さ」が乗機の特長となっていく。
正義感が強く、悪に対しても上司に対しても恐れを知らず、極めて純粋(単純)。
バックアップ(指揮担当)の篠原遊馬巡査とは、ケンカしつつも良きパートナーに。
北海道苫小牧出身、すごい酒飲み🍶
ところで「レイバー犯罪」について。
「『建設機械犯罪』なんて無いんだから、レイバー犯罪もあり得ない」と言う人がいましたが。
レイバーは動きの自由度・器用さ、そして何よりも「乗った時の無敵感」において、建設機械とは段違いだ…と、私は思います。
銃が普及したら、銃による犯罪が。
ドローンも、さっそく悪用する者が。
同様に、レイバーのコクピットに収まって「これで好き勝手やってやる!」と調子に乗ってしまう奴…出てきそうな気はしますね。
すぐ足がつく、極めてアホな犯罪ですけど。
おまけに免許取得条件や監視態勢が滅茶苦茶厳しくなるだろうし。ああ迷惑😅
最後に、アニメ版イングラムの写真を快く使わせて下さったブロガー、kuribou1207さんに改めてお礼を申し上げます。
さて次回は…オーラロードが開いちゃうかも?