今年1月より感想を書いてきた超人バロム・1ですが、
とうとう最終編に入ります。残り2話、気合い入れていきたいと思います。
ドルゲ様は自身の忠実な僕・ドルゲピエロを呼び出します。
前回のマユゲルゲでドルゲ魔人は打ち止めになってしまったようですが、
このドルゲピエロ、いったい何者なんでしょうか。
ちょっとショッカーの大幹部にも似ていますが、気のせいでしょう。
よみうりランドに招待された子どもたち。
その中の一人、トオル少年は他の子どもたちに対して
「バロム・1は誰が作ったか知っている?」と問いかけます。
トオル君はコプーとドルゲの因縁、そしてバロム・1誕生秘話をを話し始めます。
何で君が知ってるの?
トオル君はなんかの能力者なんでしょうか。まあこの辺は話の都合上仕方ないですけど。
ドルゲ洞に潜んでいることも知っているようなので、早めに居場所をバロム・1に伝えてほしかった。
どうやら今回総集編の様ですね。
最終回1話前のタイミングで挿入するのは中々珍しいパターン。
トオル君、本当に今までの戦いを見てきたかのように話し始めます。
オコゼルゲ、フランケルゲ、イカゲルゲなどの懐かしの魔人(ドルゲマンか)、
ノウゲルゲ、ウデゲルゲ、クビゲルゲなどの人体魔人のカットが次々に挿入されます。
改めて見ると本当妖怪大戦争みたいな顔ぶれですね。
人間→魔人変化のプロセスはやっぱりいつ見ても気持ち悪いです。
ご機嫌に話しているトオルに、ドルゲピエロはドルゲ催眠をかけます。
催眠に掛かってしまったトオルは、先ほどから一転し、
「バロム・1が悪の根源」だと話し始め、バロム・1の悪評垂れ流しです。
ここも今までの魔人のカットが挿入されるのですが、
何故か一様に、「お前を殺す」としか言わなくなっていました。
そんな中、変わらず悪魔の子守歌を歌うヤゴゲルゲがいい味出してます。
トオルが好き勝手バロム・1の悪評を流している場に唐突に現れる松五郎。
トオルの話はあべこべだと文句を付け、
バロム・1は自分の親戚だの子分だの好き勝手言い放題。
松五郎さんも大概です。
まあ役に立ったことも多いけどさ。
その上「子どもの癖に大人を疑うな」とかいう暴論。
松五郎さん、そういうとこだぞ。
今度は語り手が松五郎に代わり、魔人との対決シーンが流れます。
本当ラストの止めシーンはスッキリしますね。
ちょいちょい松五郎の魔人に対する個人評が入るのですが、
ウデゲルゲは確かに最悪に近いですね。性格悪すぎ。アンモナイルゲとかも酷いけど。
ウロコルゲ回、苦戦するバロム・1を助けたみたいなこと言い出しましたが、
あの回はあなたのアシストワースト回だと思う。
不貞腐れて酒飲んでたしね。
そんなこんなで話してる最中に何故か洞窟にワープしていた一同。
そこへドルゲピエロが現れ、子ども達を落盤により生き埋めにしようとします。
猛は洞窟内でしたが、地上にいて異変を察した健太郎側で変身。
ドルゲ洞の入り口を発見し、ドルゲピエロと対峙します。
ドルゲピエロ、「死にぞこないのバロム・1め」とか言ってましたが、
どのあたりが死にぞこないなんでしょうかね。全然そんなことないぞ。
ドルゲピエロは催眠術をバロム・1にかけ眠らせ、ドルゲ様に洞窟を崩すよう伝えます。
流石に最後まで残った忠臣。自分を犠牲にしても宿敵を倒す気概は称賛に値します。
しかし、バロム・1は落下した岩のショックで起きてしまい、ドルゲピエロだけ岩の下敷きに。
その時のドルゲピエロの一言、
「ドルゲ様助けてください!」
え?自分も死ぬ覚悟あったんじゃねーの?
バロム・1は子どもたちを助けますが、一緒にいたはずの松五郎がいないことに気付きます。
そこへ巨大ドルゲが登場し、
「親兄弟は私の手の中にある」と言い残して消え去ります。
急いで自宅に戻る二人ですが、家はもぬけの殻。
二人の家族は全てドルゲに捕えられてしまっていました。
ドルゲ様、手向かえば親兄弟の耳を削ぎ目をくりぬく苛烈な拷問の元殺すと二人を脅します。
最終作戦もやはり人質作戦になりましたね。まあ一番効果的ではありますし。
しかし、最初からこれを狙っていたとするとドルゲピエロは捨て駒だったようですね。
最後の忠臣に対する仕打ちとしては最悪ですが、そこは悪の化身ですしね。むしろ普通。
かくして、「正義のエージェント」超人バロム・1と
「悪の化身」魔人ドルゲの最終決戦の火蓋が切って落とされました。
しかし、ドルゲピエロ何者だったんですかね。ドルゲ魔人ではないようですし、
初期に出てきた召使みたいな上級アントマンだったんでしょうか。