傷ついた蒲生、流星仮面の挑戦を受け思い返します。
以前倒した「夜の帝王」の異名をとるキラー星人マーダラ。
そしてそのマーダラすら一目置いており、ネビュラ遊星でも手を焼いている宇宙の殺し屋・流星仮面。
とにかく体を治さないと、スペクトルマンはネビュラ遊星のステーションに何とか戻ります。
ステーション、久しぶりですが、今回居る人は以前の上司とは違う人のようです。
スペクトルマンの体の修復には、時間がかかるようですが、
スペクトルマンはどうも待っていられない様子。結局またしてもステーションを飛び出してしまいました。
その頃地球では、マーダラ達により加賀・有藤・太田の三人がとらわれていました。
マーダラの雇い主であるゴリは、まずはスペクトルマンと流星仮面を戦わせ消耗したところで
スペクトルマンの止めを刺せと命じます。
何故だか知りませんが、どうやらマーダラは蒲生=スペクトルマンに気付いているようで、
まずは他のGメンを人質に取ったのです。
それ、ゴリに話しておけよ。報連相は仕事の基本。
他の3人が行方不明となり、始を匿いつつ警戒する柳田の前に帰還した蒲生が。
そして始は、流星仮面に会いに行っていました。
自分を助け、スペクトルマンを助けてくれた流星仮面は、始にとってはスペクトルマンと同じヒーローでした。
父も母もいない始の境遇を知る流星仮面。始は、流星仮面とスペクトルマンが協力して戦ってほしいと
話します。
流星仮面は「俺は殺し屋だ」と始を怒鳴りつけますが、超ポジティブメンタルな始は、
自分のためを思って……とあんまり理解していません。
流星仮面もこれには困り、自分には近づかないよう始に言い聞かせます。
マーダラは、流星仮面にスペクトルマンと一騎打ちをさせてやると話し、
流星仮面も訝しみながらも了承、スペクトルマンとの戦いに赴きます。
そこへ再度始が登場。
どうやら蒲生もマーダラに呼び出されたようで、蒲生を助けてと懇願する始。
そんなのは知っている……と話したところ、
やっぱり助けに行く途中だったんだね!! と妙な勘違い。始くん、無敵か。
そして流星仮面は歩みを進め……
一人マーダラの前に姿を現す蒲生、人質を返せと言いますが
当然悪役はそんな簡単に人質を返すわけはありません。
そこで現れたのは流星仮面。流星仮面は人質を解放し、スペクトルマンと戦う前にマーダラを始末すると
一時的な共闘が始まります。
狡いマーダラは本気になったスペクトルマンと流星仮面には敵わず、あっさりと片付けられます。
そしてスペクトルマンと流星仮面の一騎打ち。
スペクトルマンのスペクトルフラッシュと、流星仮面の流星フラッシュが同時に放たれます。
相打ちか……と思われましたが、倒れたのは流星仮面でした。
流星仮面は、スペクトルマンを殺してしまうと、始が悲しんでしまうと思ったのか、定かではないですが、
わざと流星フラッシュを外し、スペクトルマンに打たれることを望んだのでした。
蒲生は始に、流星仮面は宇宙に帰ったと優しい嘘をつきました。
流星仮面、最後もなんとも良い散りざまでした。
正々堂々とし、卑怯な手段を嫌い、ヒーローと共闘して敵を倒す。そして最後は一騎打ち。
もうすでにライバルキャラとしての完成形ですね。
特撮界の初の本格ライバルキャラというと、後番組のタイガージョーですが、
(曖昧だけどハカイダーの方が後だよね?先?)
その原型は、この流星仮面だったのかなぁと思います。