スペクトルマン 第56話 「宇宙の殺し屋流星仮面」 感想 | 必殺の0.1秒

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陽屠(ハルト)と申します。
特撮に関連する話題、特撮感想を中心とし、
その他諸々、日常についてなどを発信できたらと思います。

傷ついた蒲生、流星仮面の挑戦を受け思い返します。

以前倒した「夜の帝王」の異名をとるキラー星人マーダラ。

そしてそのマーダラすら一目置いており、ネビュラ遊星でも手を焼いている宇宙の殺し屋・流星仮面。

 

とにかく体を治さないと、スペクトルマンはネビュラ遊星のステーションに何とか戻ります。

ステーション、久しぶりですが、今回居る人は以前の上司とは違う人のようです。

スペクトルマンの体の修復には、時間がかかるようですが、

スペクトルマンはどうも待っていられない様子。結局またしてもステーションを飛び出してしまいました。

 

その頃地球では、マーダラ達により加賀・有藤・太田の三人がとらわれていました。

マーダラの雇い主であるゴリは、まずはスペクトルマンと流星仮面を戦わせ消耗したところで

スペクトルマンの止めを刺せと命じます。

 

何故だか知りませんが、どうやらマーダラは蒲生=スペクトルマンに気付いているようで、

まずは他のGメンを人質に取ったのです。

 

それ、ゴリに話しておけよ。報連相は仕事の基本。

 

他の3人が行方不明となり、始を匿いつつ警戒する柳田の前に帰還した蒲生が。

そして始は、流星仮面に会いに行っていました。

 

自分を助け、スペクトルマンを助けてくれた流星仮面は、始にとってはスペクトルマンと同じヒーローでした。

父も母もいない始の境遇を知る流星仮面。始は、流星仮面とスペクトルマンが協力して戦ってほしいと

話します。

流星仮面は「俺は殺し屋だ」と始を怒鳴りつけますが、超ポジティブメンタルな始は、

自分のためを思って……とあんまり理解していません。

流星仮面もこれには困り、自分には近づかないよう始に言い聞かせます。

 

マーダラは、流星仮面にスペクトルマンと一騎打ちをさせてやると話し、

流星仮面も訝しみながらも了承、スペクトルマンとの戦いに赴きます。

 

そこへ再度始が登場。

どうやら蒲生もマーダラに呼び出されたようで、蒲生を助けてと懇願する始。

そんなのは知っている……と話したところ、

やっぱり助けに行く途中だったんだね!! と妙な勘違い。始くん、無敵か。

そして流星仮面は歩みを進め……

 

一人マーダラの前に姿を現す蒲生、人質を返せと言いますが

当然悪役はそんな簡単に人質を返すわけはありません。

そこで現れたのは流星仮面。流星仮面は人質を解放し、スペクトルマンと戦う前にマーダラを始末すると

一時的な共闘が始まります。

 

狡いマーダラは本気になったスペクトルマンと流星仮面には敵わず、あっさりと片付けられます。

 

 

そしてスペクトルマンと流星仮面の一騎打ち。

スペクトルマンのスペクトルフラッシュと、流星仮面の流星フラッシュが同時に放たれます。

 

相打ちか……と思われましたが、倒れたのは流星仮面でした。

 

流星仮面は、スペクトルマンを殺してしまうと、始が悲しんでしまうと思ったのか、定かではないですが、

わざと流星フラッシュを外し、スペクトルマンに打たれることを望んだのでした。

 

蒲生は始に、流星仮面は宇宙に帰ったと優しい嘘をつきました。

 

 

 

流星仮面、最後もなんとも良い散りざまでした。

正々堂々とし、卑怯な手段を嫌い、ヒーローと共闘して敵を倒す。そして最後は一騎打ち。

もうすでにライバルキャラとしての完成形ですね。

特撮界の初の本格ライバルキャラというと、後番組のタイガージョーですが、

(曖昧だけどハカイダーの方が後だよね?先?)

その原型は、この流星仮面だったのかなぁと思います。