桜が満開になったと思ったら再び春の雨…嵐…
これは花ちらしの雨になりそう。
ちょっと残念な気もするけどこの時期になると思い出すことがあります。
まだ社会人になりたての頃、東京のTV番組制作会社で吉祥寺や井の頭周辺を舞台にした「樹木物語」のレポーターをしました。
吉祥寺に長く住む女性が毎年訪れる桜の下で話してくれたこと。
「母と一緒に毎年この桜を見に来ていました。
ある年、車いすにのった母を連れてきましたが、残念ながら桜は散り始めていました。
『お母さん、桜が散ってしまいましたね…』
と母は『桜は、散っても美しいのよ』って。
私たちはつい満開の桜のみを美しい美しいと愛でるけど、桜吹雪も、桜のじゅうたんも、新緑の頃の桜も、また春を待つ桜も…、桜はいつも美しいんですよね。」
微笑みながら桜を見上げたその女性と桜の樹はまるで一枚の絵の様で、また、特別な時間を共有し合っているようにも見えました。
「桜は散っても美しい」
桜が散り始めると思い出す言葉。
私は今年も…まだまだだ。
炎天下の桜も、秋も冬も、そしてまた春を待つ桜も、桜の全ての営みが美し
3月31