新年一発目の薬石ネタです。
姫川薬石の線量の違いです。
今、メルカリで1番出品されている薬石は姫川薬石ですね。
薬石としては1番メジャーではないでしょうか。
比較的模様が他とは違うので採取しやすく、わかりやすい部類故にきちんと線量を測ったものを出品しているかたがいません。
測っていても空間線量計でγ線しか測れないのになぜか0.3μSv/hr以上も出ているんで知っている人ならば嘘だと気がつくわけです。
姫川薬石のγ線はせいぜい0.15μSv/hrです。
ますば下の2つの姫川薬石を見てください。
皆さんならどちらのものを選びますか。
どっちも立派なのですが左側の水晶(石英)が抜けたほうが姫川薬石っぽいですね。
右側も水晶がはいってますがほとんどぬけてません。
線量を測ってみました。
なぜこんなに差が出るかというと入っているトリウムやルビジウムなどの含有量が違うからと言われてます。
僕は基本的には姫川周辺で採取しています。
なぜなら姫川薬石は上流の小滝川から主流の姫川に流れてきたものが姫川薬石だからです。
それでも3度の測定で2割は不合格になってしまいます。
姫川薬石は姫川河口の吹上海岸(ヒスイ海岸)から富山県越中宮崎海岸くらいまで採取ができます。
もう少し先の海岸でも拾えるのを確認しています。
ところが富山方面に向かうに連れて線量が低くなります。
これはどうしてかと調査をしたらどうやら姫川から流れてきた姫川薬石だけではなく、姫川から越中宮崎の間にある姫川以外の川からも同じ虎模様の流紋岩や石英班岩があり流れていることがわかりました。
その石を測ると線量が低めでしたので確実にその川から流れたものと推測できます。
ちなみに新潟と富山の県境にある境川河口から500メートルほど上流で計測した9割以上が0.25μSv/hrを超えることはありませんでした。
そのようなことから姫川薬石の効能を目的でしたらキチンと鉱物用のガイガーカウンターで計測したものをご購入いただくのをオススメします。
姫川薬石風の石はオススメしません。
またこれから姫川薬石を出品される方は空間線量計ではなく鉱物用のガイガーカウンターを使用することをオススメします。空間線量計では必ずトラブルになりますよ。





