不動尊は人間の煩悩の炎の中に座り人々のために身代わりとなります

 

人間が焼失する場合には皮膚が焼かれそれは火傷の度数により色が変化していきます

火傷を体験した方も多いでしょうが…少しひどいと水ぶくれを起こしてそれが弾けると強めの痛みを伴います…

更に火傷が進むと濃赤になりこの状態で重篤で意識はありません

更に焼けると皮膚は濃い青に変色します

 

そうです

 

この濃い青の皮膚を持つのが不動明王…

不動尊の仏画や彫刻の多くは鮮やか青の皮膚で色彩されています

青く変色した皮膚はすでに生きてはいない状態ですから不動尊は死の世界で煩悩の炎にうたれている現れです

黒く焦げてしまう肉体の手前で人々を救う…

それは半端ではない肝の座った明王となります

この明王は観音菩薩が変身したお姿とも言われていますが…密教では大日如来の左横に祭られるで不動尊は密教系となります

密教の大本はチベット仏教からインドを経由して発達がして行きましたがインドでは街のあちらこちらで火葬が行われています

誰でも目にする火葬…人が灰になる課程で青く変色する遺体に仏を見たのかもしれません

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