正式名称は、2024年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テストと言うらしい。

2020年度まで実施された【大学入試センター試験】に代わって2021年度から導入された。

息子も二回受験した。朝和歌山市の桐蔭高校に送り迎えした。懐かしい。

受験生は、そんなことより大変でこれからの進路が決まる大切なテスト。

息子が受験した2022年に、東京大学でも共通テストが行われた。朝、当時17歳の高校生が大学前で受験生などが3人切り付けられる事件があった。名古屋市内の高校に通う男子生徒だった。東京大学の理科三類を目指していたその生徒は成績が落ちたことから自暴自棄になり犯行に及んだ。

息子と同じ歳の生徒で当時他人事では無かった。

東京大学 理科三類と言えば生物学・物理学に重点を置いてカリキュラムを組む。医学部に進学する学生がほとんど。一類と二類の合格者数が合計で1500人に対し、三類は、100人を切る。

将来は、言うまでもなくエリートとなる。

今までの事件は、エリート一家の落ちこぼれた子供が事件を起こすと言うのが多かったと思うが、今回の事件の生徒は、普通のサラリーマンの子供だったらしい。親もそれほど教育には熱心で無かったと言う。自分にプレッシャーをかけて頑張ってきたが、そのプレッシャーに押し潰されたのだろう。三人の人に危害を加えたのは、許される事では無いが、残念でならない。

息子も一つ間違えばと思えば、本当に他人事では無かった。

その刺された生徒も特別に受験出来たらしいが、

【共通テスト】と言えば、そんな事を思いながら本日を過ごした。


同称十念  南無阿弥陀仏