我が家のお隣のお隣さんが亡くなった。
☘膀胱癌からの全身転移だったけど
    とても頑張っていた方。


お隣のお隣さんが組合長の時
私が丁度、乳癌の治療の為
組合活動の休止を伝えに行った
3年前の2014年9月。
お隣のお隣さんは癌の半年先輩で
膀胱癌との事だった。

年老いた母親の介護をずっとしながら
働きながら
闘病をしていたが
手術のをする前に母親は施設に預けたらしい。

私には、病気の部分や性別は違うけど
すぐ近くに癌で闘病している方がいる
という事が、
とても張り合いになっていた。

それからは会う度に近況を報告しあった。

その後も抗癌剤で入退院をしながら、
退院すると毎日母親の所に
お世話をしに行っているとの事だった。

お隣のお隣さんは
苦労の割に効く抗がん剤が無い
と言っていて、
骨に転移をしたと言っていたが
歩けていたし車も運転していた。

頭はハゲちゃってたけど
細かった体はふっくらして
顔色も良かったので、
元気そうと言ったら
味覚障害もあって
何故か甘い物だけ食べられるし
体が欲しがっている
と笑顔で言っていた2年前。

お隣のお隣さんはずっと
抗癌剤で1ヶ月に1回、
短期の入退院を繰り返した。

それから1年後の去年。
私が両肺に転移していたと伝えた時には
その方は全身に転移してしまったと言っていた。

私と同じく
効果のある抗癌剤の効果が見つからなかった。
相変わらず甘い物だけが美味しい
と言っていたけど太ってはいなかった。

そして2週間前
荷物を持って車で出かけたので
手を振って挨拶をした。

また入院するのだろうと思っていたけど、
今度は帰って来なかった。
自分で病院に運転して行けるほど
だったのに、急変したらしい。

あの時がお隣のお隣さんを見た
最後になってしまった。
あの時の横顔が忘れられない。

☘お疲れ様でした。
     どうか安らかに。
     ご冥福をお祈り申し上げます☘