預かり猫のべんちゃん

今日は食べながら飛び上がって
鳴いたりはしていません。
少しずつお注射が効いてきたのかな?
朝から特製スープを三皿
残さずに全部飲んでくれました


それでもまだ栄養が足りていないので、あと二皿は食べて欲しいところです。

大変そうだと思いますか?
いえいえ、そんなことないんですよ。
ミキサーと、ミルサー( Sさんから借りています
) さえあれば、べんちゃんの特製お粥スープ はサッサッサッと簡単にできてしまいます
ミキサーに①~④を入れて
①総合栄養食のフード に
(ウェットでも、ドライでもOK)
②嗜好性の高いパウチや缶詰と
③お湯
④お薬やサプリ
あとはスィッチ オンで出来上がり!
ね!?簡単でしょ

今、シルバー家に居る
べんちゃん、めんめ、はなちゃん、
まもるさんは皆、慢性歯肉口内炎です。
その中でも「まもる」は一番重症でした。


抜歯手術前はいつも、ヨダレを垂らし、辛そうにしていました。
現在は口臭もないし、ヨダレも垂らさなくなりました。元気でカリカリだって食べられます!!
体重も増えました

「めんめ」は、治療後、まもる同様カリカリも食べられるまでになりましたが、まだお口の中が真っ赤にただれ、リンパまで赤く腫れています

べんちゃんのようにご飯を食べながら強い痛みを訴えたりはしていないので、今のところはまだ投薬の必要はないみたいです。

めんめ

「はなちゃん」は
まだ手術はしていませんが家庭でも毎日できるケアは続けています。

☆モデル ムッコ☆
例えば
・ムッチャン先生お勧めの歯磨き!
・マウスクリーナー
・マキシガード
・コロイダルシルバー
・熊笹エキスなど、、、
(はなちゃんには かなり手強そうな歯石と、グラグラしている歯があるので、これから歯石除去と、必要ならば抜歯を予定しています。)

はな
今日は、保護猫達を苦しめている
この憎き、「慢性歯肉口内炎」について記事にしたいと思います。
★猫の「慢性歯肉口内炎 」って
どんな病気?★
猫には猫特有の難治性の慢性歯肉口内炎と呼ばれる病気があります。この病気は若い年齢(3~4歳頃)で発症してしまうことが多いのが特徴で、口の中が赤くただれたり、ひどい場合には潰瘍がみられ、出血したりします。
症状が出る場所や状態によって口内炎・歯肉炎・歯周病・破歯細胞性吸収病巣と呼ばれたりしますが、 その判別をつけるのは難しく、それぞれが併発したりもします。
それぞれ簡単に説明します。
口内炎 ・・・口の中の粘膜・歯肉・舌・唇や喉などが炎症をおこして赤く腫れたり、ただれたり潰瘍になったりします。急性の場合は患部から出血することもあります。
歯肉炎 ・・・歯茎が炎症をおこし腫れている状態です。
歯周病 ・・・歯肉炎が進行すると、歯茎と歯の間に隙間ができ、そこにどんどん歯垢が溜まることによってさらに炎症がひどくなり、骨が溶け始めます。
破歯細胞性吸収病巣 ・・・猫特有の病気です。破歯細胞は本来、乳歯を抜けやすくするために歯の根元を溶かしてくれる細胞です。しかしこの細胞が何らかの原因で異状な働きをしてしまい、必要な歯を根元から溶かし始めてしまうのです。
★どんな症状になるの?★
私達人間が一箇所でも口内炎になれば、口の動きが悪くなり、常に痛くて憂鬱な気持ちになって、痛みでご飯を食べるのも億劫になります。それが口の中全体に及ぶ血が出る程の口内炎だと考えると、猫の慢性歯肉口内炎とは想像を絶する痛みでしょう。特徴的な症状は、ねばねばしたヨダレが出て、口の周りが汚れ、独特の口臭がします。
全身の毛づくろいが上手にできないために、毛づやが悪くなり毛束ができたりします。さらに、手首の辺りが汚れたりします。これは前足の先で口の汚 れを取ろうとしますが、上手くできずにかえって手を汚してしまうからです。
活発ではなくなり、触ろうとすると狂暴になったりします。口の痛みで触れられたくないからです。さらに食欲不振になったり、ご飯を食べている最中にギャッ~っと急に声をあげたりします。食べ物が痛い場所に接触してしまい、痛さのあまりに叫ぶのです。
重症では、痛みを我慢しながら食べることもできず、痩せて衰弱し、脱水症状になります。さらに水も受けつけず、唾液すら飲み込めなくなり、呼吸するのも困難となることもあります。
★どうしてこの病気になるの?★
猫がなぜこのような慢性難治性口内炎になるのか! はっきりとした原因はまだ解明されていません。歯垢や歯石が付き、そこに付着して増殖していく細菌が関わっていることは間違いないと言えますが、歯垢・歯石の付着=歯肉口内炎とは言い切れません。
そこで、他にいくつか考えられる原因をご紹介します。
①猫ウイルス性鼻気管炎
(ヘルペス ウイルス1型)や
②猫カリシ ウイルス感染症
といったウイルス感染が考えられています。
実験で慢性歯肉口内炎に罹患した猫では、確かにこの2 つのウイルス疾患をもっていることが多いというデーターがありますが、だからといってウイルス感染=歯肉口内炎でもないのです。
また、「猫白血病ウイルス」や「猫免疫不全ウイルス」の感染は、直接的な原因にはなりませんが、免疫力・抵抗力・治癒力を低下させるため、歯肉口内炎が治りにくくなり、症状がひどくなるといった症状の経過に関与しているとも考えられています。
他には全身状態に伴って口内炎を引き起こす場合も あります。例えば、腎不全によって尿毒症になると、唾液中のアンモニア濃度が高くなり口腔内がただれ口内炎になります。
★どんな検査でわかるの?★
検査方法は簡単で、症状や口の中を直接観察することによって診断できます。また細菌感染の程度やウイルス感染の有無、そして全身状態(腎機能など) をみるために血液検査を行います。
★治療方法は?★
色々ありますが、どれも対症療法でしかなく、残念ながら完治を望むのは難しいといえます。
・口腔内の細菌増殖を抑えるため消毒液を使った洗浄
・細菌をたたく抗生剤
・免疫力を抑制し、過剰に起きている炎症を抑えるステロイド剤(注射や軟膏)
・痛みの緩和と抗ヒスタミン効果がある抗うつ剤を使用することもある
・免疫力を調整するインターフェロン(注射や塗布)
・免疫調整/抗炎症作用があるラクトフェリン
・抗炎症作用のあるオメガ3脂肪酸の摂取
・炭酸ガスレーザーを照射することにより悪い組織 を除去し、新しい組織の再生を促す
・全て抜歯する
以上の治療方法をいろいろ併用して行いますが、一番成果があるのは全抜歯です。
全抜歯と聞いて可愛そうだと飼い主さんは思われるかもしれませんが、 細菌が付着して増殖できる場所がなくなるので、抜歯治療後の予後は良いとされています。
いずれの治療方法でも、全身状態が悪かったり、猫白血病ウイルスや猫免疫不全ウイルスの感染があると治療効果は低い言われています。

参考写真
べんちゃんはお口に慢性の病気を抱えておりますが、まだ4~5才の若い猫ちゃんです。
AIDS白血病検査は陰性です。
血液検査も問題なく、健康なんです。
ただ、口が痛くて痛くて、、、
大好きなご飯が食べられくなって、
痩せ細り、衰弱してしまっただけ。
この子は人間には 必ず懐つきます!
ストレスのない環境で、
家族にいっぱい愛されて、
自分の本当の居場所を見つけられたなら、心身ともに満たされ、自然と
口腔内環境も改善していくかもしれません。
月に1~2回の通院と、毎日の食事にほんのひと手間かけてあげるだけで、
べんちゃんの体は確実に善くなっていきます。
痛みから解放され、心穏やかに暮らしていくことができるはずです。
お口の痛み止めなどのお薬代は
決して安くはありませんが、
諦めずに、べんちゃんの家族を探してあげたいのです。
べんちゃんにも
幸せになるための チャンスを
与えてあげたいのです。
今はお口が痛い痛いだけど、
ヨダレが出ちゃうけど、
継続治療が必要だけど、
べんちゃんの病気をご理解いただき、
べんちゃんと一緒に寄り添って生きていって下さる方が、いつか必ず現れると信じています。
毎日毎日祈るような気持ちで過ごしています。
幸せになるチャンスは
どの子にも平等に訪れますよね?
べんちゃんも幸せになれますよね?
信じて待ちたいと思います。

~あなたからの贈り物~ シルバー