どこまでも続く淡青の天

遮るものがない広い地を

首をゆっくり動かし、見渡した前田家の居城

 

 

今は森となっている天守跡

樹齢何百年の木があると

友人がおしえてくれた

 

 

街なかにありながら

しーんと鎮まりかえるその森を歩く

すれちがう人はほとんどいない

 

 

修学旅行生と思しき生徒さんに

説明するボランティアガイドさんのはなしに耳を傾け、うなづく

 

 

二の丸御殿跡地

しゃがみ込み

ひとつ、ひとつ、埋蔵文化財の調査をするみなさん

 

 

「今年の夏は暑かっただろうな」

気の遠くなる作業を頭が下がるおもいで見つめた

 

 

 

 

 

 

居城のむかいに位置する別名むかいやま

紅葉の始まりを眺めながら

大地を踏みしめ、歩く

 

 

足底を地につけると

しゃりしゃりと

落ちた葉が音を立て響きわたる

空気の乾きをつたえられた

 

 

今日もおだやかに在るおんな川

傾いた陽も映しだし、水面を輝かせている

ことことに身をまあるく肥えさせたカモのつがいが我らに観えた

 

 

 

 

 

きれいに拭かれた大きな窓からの夜景

目の前で調理されていく光景に感心し

背筋をのばしながら味わうごはん

 

おなじ山は日中とはちがう顔を魅せたようだった

 

 

 

 

 

 

 

 

勝利をめざし

脚で球を操る少年たち

 

観戦する相方さんが

 

素直で、純粋で、きれい

 

つぶやく

 

 

 

一生懸命プレーする姿は、ほんと美しい

 

瞳のきれいなこと

 

ここまでのご家族のお弁当づくりやお世話をも想像し、ぐっとくるものがあった

 

 

 

 

 

 

 

 

これからは

美しいもので満たしたい

 

そう、思うようになりました

 

そして、満たすばかりではなく、自分からも美しさあるものを発したいとつながっていきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日の出

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たむらめぐみ