あいたくて
工藤直子
だれかに あいたくて
なにかに あいたくて
生まれてきた--
そんな気がするのだけれど
それが だれなのか なになのか
あえるのは いつなのか--
おつかいの とちゅうで
迷ってしまった 子どもみたい
とほうにくれている
それでも手のなかに
みえないことづけを
にぎりしめているような気がするから
それをて手わたさなくちゃ
だから
あたくて
懐かしいようでもあり、
何かをしなくちゃと焦る
今の気持ちのようでもあり
とにかく
好きな
詩
です
*こどものころに みた空は*という詩も好きです
また 紹介させてくだいね ユーカ